7 ページ7
神宮寺side
「大丈夫だからね、俺ら居るから」
廉「んっ…」
それから少しこの状態でいれば
段々耳鳴りが落ち着いてきたのか
廉「も、キーンって言わんくなった」
そう教えてくれて
俺も紫耀も一安心。
紫「良かった、お疲れ様、廉」
廉「ん…」
それから少しして岸くんが
夕飯だよ〜と呼びに来てくれたから
廉を車いすに乗せて、食べれるか不明だけど
とりあえずリビングに戻った。
岸「一応廉には、柔らかく煮込んだうどん用意したよ」
「ありがと。廉、食べれそう？」
廉「…少しやったら…」
「うん、ゆっくりでいいからね」
そう言って目の前に出してあげれば
ゆっくりと箸を持って食べ始めた。
それを確認して俺らも食べ始める。
廉「じん…」
食べ始めて10分くらい経った頃
隣に座ってた廉が俺の服の裾を
クイクイと引っ張りながら小さな声で
俺の名前を呼んだ廉。
「ん？どうした？」
廉「…も、無理っ…」
そう言って箸を置いた
器の中を覗けば少し食べてくれたのかな？
ていう感じで、少しだけ減ってた。
「うん、よく食べたよ。吐き気とかは？」
廉「少しッ…」
気持ち悪くなってギブした感じかな？
「そっかそっか、横になる？」
廉「…ん、なりたい」
そう言ったので、廉をリビングに置いてある
ソファーに連れて行って、車いすから降ろして
寝かせてあげて近くにあった毛布を掛けてあげる
さっきから廉の返答がワンテンポ遅いから
きっと脳震盪後症候群の症状なんだろうな。
廉「はぁ…なんか、疲れた…」
「疲れたね、今日はゆっくり休も？」
と言ったけど、夕方だし
特にすることもないんだけどね、笑
「今日、お風呂は止めとうか」
廉「ん、寝たいッ…」
「うん、もう寝よっか」
いつもより数時間早いけど
きっと俺らが病院に着くまでの間に
沢山の検査をしたんだと思う。
それから紫耀も来てくれて
3人で一足先に廉を休ませることに＿＿。
＊
「大丈夫、大丈夫」
ベットに横になったのは良いんだけど
睡眠障害と頭痛が復活してきちゃったみたいで…
廉「はぁっ…んっ…」
紫「しんどいね〜」
廉「んっ…しょ…ぎゅっ」
紫「うん、いいよ」
しんどすぎて人肌を求めてる廉。
紫耀に一生懸命手を伸ばしてて
紫耀が抱っこして、トントンしてあげてる
廉「んっ…」
紫「大丈夫、大丈夫。寝ようと思わなくていいから、体の力抜きな？」
そう紫耀が言えば体に入ってた力が
抜けたみたい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 返信ありがとうございます。了解しました。お時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2020年12月20日 9時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» はい！大丈夫です。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 早速リクエスト下さりありがとうございます。年上組は岸くん、玄樹くん、平野くん。年下組は神宮寺くん、海人くんという分け方で大丈夫でしょうか？もし違ってたら教えてくださると嬉しいです。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» みたいな感じでお願いします。長々と細かくてすいません。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» 岸君は長期不在で、玄くん、海ちゃんもしばらく留守で完全３人の中、廉くんがインフルエンザになって高熱出てようやくなおったものの、数日後違う種類のインフルエンザになってしまって症状が重症で治ってからもしばらく浮遊感があったりフラつく事が多かったり。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月6日 21時
