4 ページ29
紫耀side
ここ最近、映画の撮影に取材にグループでの撮影…
と多忙を極めてる廉。
「心配だなぁ…」
岸「だな」
廉の帰りを待ってる間、岸くんと
話すのは全部廉の事ばかり。
あいつ、あんま体強くないのに
頑張りすぎるから心配で堪らない。
今日、グループでの撮影が2本だけあって
顔見た時にぞっとした。
目は疲れてて、笑ってるのに
目だけ笑ってなくて…
顔色も心なしか悪そうに見える…。
そんな廉を想像しながら家で待ってると
ガチャリとドアが開いて、廉が帰ってきた。
俺らが居ることに驚きつつも
体はしんどくて重いのかすぐに
ソファーに横になってしまった廉。
岸「飯、食えるか？」
廉「あ、ん…少し、もらう…」
岸「分かった、ここ持ってくるからゆっくりしてな」
岸くんの言葉に頷いて
今度は目を瞑った廉。
「お疲れ様」
多分すぐ岸くん戻って来ちゃうけど
少しでも休めてほしくて、自分が今着てた
パーカーを廉のお腹のあたりに掛けてやる。
＊
岸「おまたせ〜」
廉「ん、あ…ありがと」
あまり深い眠りじゃなかったのか
岸くんの声に割とすぐに起きて反応した廉。
いつもより食べるスピードも量も少なかったけど
まだ食欲が完全になくなったわけじゃなさそうで
その様子に安心した。
廉「ごめ、残した…」
岸「いいって、気にすんな」
ご飯を残してしまったことにシュンとしてる
廉を励ましてくれる岸くん。
そんなきしれんのやり取りを横目に
俺は食器をキッチンに片して…
残ったご飯はサランラップをかけて
冷蔵庫に仕舞って…
「さ、廉。風呂入って体休めて寝ような」
廉「ん…」
廉を風呂に入るように促した。
＊
それから20分くらいで風呂から上がった廉。
岸「よし、寝よ！」
岸くんの一言で寝に上がった俺ら。
「おやすみ、ちゃんと温かくして寝るんだぞ〜」
廉「ん、ありがと。おやすみ」
廉が部屋に入ったのを確認して
岸くんにもおやすみ。そう言って俺も部屋に入った。
＊
ベットに入って考えるのは廉の事。
あの様子だといつ熱出してもおかしくないな…。
映画のクランクアップまで後2週間か…。
それまで体、持ってくれると良いな。
とか眠りに落ちる寸前まで廉の体調の事を
考えてた。
＊
翌朝、起きたらもう既に廉の靴はなくて…
「もう行ったのか…」
朝早くから仕事に出たみたいで
朝食はまた食べずに出かけたみたいだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 返信ありがとうございます。了解しました。お時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2020年12月20日 9時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» はい！大丈夫です。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 早速リクエスト下さりありがとうございます。年上組は岸くん、玄樹くん、平野くん。年下組は神宮寺くん、海人くんという分け方で大丈夫でしょうか？もし違ってたら教えてくださると嬉しいです。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» みたいな感じでお願いします。長々と細かくてすいません。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» 岸君は長期不在で、玄くん、海ちゃんもしばらく留守で完全３人の中、廉くんがインフルエンザになって高熱出てようやくなおったものの、数日後違う種類のインフルエンザになってしまって症状が重症で治ってからもしばらく浮遊感があったりフラつく事が多かったり。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月6日 21時
