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紫耀side
「ありがと。元気な時に病院なんて嫌なの分かるよ。でもさ、今後もしだよ？インフルにかかった時しんどいの沢山なのと少ないのどっちがいい？」
ちょっと廉には酷な選択だって
分かってる。
けどここで甘やかしてたら
しんどい思いをするのは廉なんだから。
廉「少ないの…」
「うん、そうだよね？少しでもインフルが楽な方がいいよね？」
この前、夏の時にインフルかかってるから
その思いはメンバーの誰よりもあると思う。
廉「でも、いやや…痛いやん、チクって…」
「うん、そうだね、痛くないって言ったら嘘になるね」
廉「ん…」
廉、病院苦手な上に
痛みに対しても少し弱いみたいで…
だから余計に怖いし嫌なんだよね。
「泣いてもさ、暴れてもいいから少し頑張れないかな？」
廉「…ええの？」
「うん、泣いたって暴れたっていいよ。俺らの事嫌い！って言っても」
廉「…嫌いには、ならん…」
嬉しい事言ってくれるじゃん。
「ありがと、ゆっくりでいいからね。ゆっくり気持ちの準備して渡辺先生のところ行こっか」
廉「ん…しょ、ぎゅっ」
「ふふ、いいよ」
廉は気持ちを作る時、必ず誰かと
密着するんだよね。
だからこれが合図みたいなもの。
廉がそう言うってことは頑張ろうって
思う気持ちが少しはあるわけだし
だからぎゅっとその薄くて細い体を
優しく抱きしめてあげて
俺の頑張るってパワーを廉にあげよっと笑
「大丈夫、大丈夫」
廉「ん、ヒック…」
いつの間にか止まってたはずの涙が
復活してきちゃった。
「廉、今一番何が嫌だ？」
廉「痛いのと、怖いっ…」
「そっかそっか、じゃあ先生になるべく痛くしないでって俺言うね」
廉「ん、ちゃんと言ってや」
「うん、任せて。チックンってするときもさ、こうやって顔隠しててあげるからね」
廉「ん…」
廉、血管が細いらしくて
何回も刺し直しになることがあるんだって
だから注射が嫌いだって
前に教えてくれた。
＊
それから30分くらい経って…
廉「行ける…」
「お、行ける？よし、行こっか。みんな〜行くぞ〜」
「「はぁい」」
皆に声を掛けて、廉と一緒に車を降りて
ゆっくりだけど確実に病院の入口へと向かって行く。
それから6人分の受付を済ませれば
個室に案内されて…
看「ここに先生来ますので、それまでお待ちください」
と配慮してくださって
その部屋で渡辺先生の到着を待つ事になった。
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黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 返信ありがとうございます。了解しました。お時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2020年12月20日 9時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» はい！大丈夫です。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - Hanaさん» 早速リクエスト下さりありがとうございます。年上組は岸くん、玄樹くん、平野くん。年下組は神宮寺くん、海人くんという分け方で大丈夫でしょうか？もし違ってたら教えてくださると嬉しいです。 (2020年12月20日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» みたいな感じでお願いします。長々と細かくてすいません。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - 黒瀬優花さん» 岸君は長期不在で、玄くん、海ちゃんもしばらく留守で完全３人の中、廉くんがインフルエンザになって高熱出てようやくなおったものの、数日後違う種類のインフルエンザになってしまって症状が重症で治ってからもしばらく浮遊感があったりフラつく事が多かったり。 (2020年12月20日 8時) (レス) id: 331d3dbdb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月6日 21時
