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海人side
病院に行く準備が出来て、下に降りて
廉を説得する。
「れーん」
廉「んっ、っはぁ…」
「手首痛いよね？」
俺が2階に上がってたのは、ほんと10分程度の間。
それでも中々痛みが引かないのか、段々呼吸も乱れてきてる。
廉「ん、ったい…」
「だよね、病院に行ってさ、痛いの治してもらわない？」
廉「……ゃっ」
俺がそう言えば、数秒間があって
声を出したと思えば、すんごい小さい声で
嫌だと反抗。
「嫌だよね。うん、分かるよ」
廉「……」
「でもさ、ずっと痛いままで、廉いいの？」
廉「…いや…」
「そうだよね？ずっと痛いままなんてやだよね？」
廉「ん」
ゆっくりと、廉が納得できるように。
そう思って慎重に言葉を選んでいく。
「少し頑張ってみない？」
廉「……かい、ずっとおる？」
「うん、ずっーと隣に居るよ。怖かったら手握っててあげる」
普段、絶対恥ずかしくて
手をつなぐとかしてくれない廉。
けど、最近。
病院に一緒に付き添えば、「かい…」と
俺の名前を弱々しく呼びながら、手を出してくるんだ。
だから、俺はいつもその手を優しく
握って大丈夫だよ、と伝えてあげる。
廉「……ならいく」
「うん、ありがと。じゃあゆっくり移動しようね」
廉の頑張りたいって気持ちが
無くなっちゃう前に…。
そう思って廉を支えて、車に移動して…
廉を助手席に乗せて、俺は運転席に回って…
「よし、動くね」
廉「……ん」
小さく返事をしてくれたのを確認して
俺は車を走らせた。
＊
車を運転すること、5分。
この前廉が、腰を痛めた時にお世話になった
病院が見えてきた。
ここなら廉も先生の顔知ってるし
そんなに怖くないんじゃないかなってね。
「よし、着いたよ。降りれそうかな？」
廉「ん、大丈夫…」
廉に再度確認すれば、大丈夫と声が
返ってきたので、車を降りて助手席側に
回って廉を背中に乗せた。
「大丈夫、大丈夫。俺が居るからね」
廉「ん…」
不安そうな廉に優しく声を掛けて
裏口から入ってく。
実は、さっき2階で準備してた時に
電話はしたんだ。
元々説得して連れてくるつもりだったから。笑
中に入れば、看護師さんが気づいてくださって
先生の所へ案内してくださった。
中に入れば、この前と同じ
おじいちゃん先生が座ってて。
先「痛そうだね。ここに寝かせていいよ」
とそう言ってくださったので
廉を近くのベットに寝かせてあげた。
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、こんばんは。コメント下さりありがとうございます^^私も個人的にちびれんくんのおじいよびは気に入っております笑そう言えば、最近呼ばせてない…💦またおじい呼び復活させようと思います♪ (2023年2月17日 21時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - ちびれんくんの、「おじい」っていう呼び方が可愛すぎて微笑んでしまいます！これからも頑張って下さい！！ (2023年2月17日 14時) (レス) @page44 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 黒瀬優花さん» 広瀬すずのイマジナリーフレンドみてからハマっちゃって。笑 これからも執筆、頑張ってください！ (2020年12月7日 19時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます。ちびれんのイマジナリーフレンドに是非なってください、笑ちびれんを可愛くて好きといって頂けて嬉しいです、これからも私なりのペースで更新していきますのでよろしくお願いします（^^） (2020年12月7日 7時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ちびれんのイマジナリーフレンドとして登場してます。（してない）こんにちは！ちび廉可愛過ぎて、、、すっき！ (2020年12月7日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年11月25日 18時
