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紫耀side
紫「寝ちゃおうね〜」
そう言いながらトントンしてあげれば
あぃともうふわふわな声で返事をする
廉「じゅっと、だっこぉ、ちててね」
紫「うん、ずっと抱っこしててあげるからね」
そう言えば安心したのか
あっという間に夢の中へ落ちてった
紫「早く熱下がればいいなぁ」
廉くんが寝始めて少しして
ドアがノックされて、小声で返事をすれば
メンバー全員が来て
神「あ、廉寝ちゃった？」
紫「うん、少し前に。で、どうしたの？」
神「うん、もう少ししたら寝ようかなって思ってさ」
そのじんの言葉を聞いて、部屋にあった時計に
視線を移せば、23時と結構いい時間だった
紫「もうこんな時間だったのか」
海「うん、紫耀もちゃんと寝るんだよ」
紫「ありがと、多分廉くん熟睡してるから大丈夫。かな？」
そう言えば、なんかあったら言ってね。
おやすみ。そう言って部屋を出た皆。
よし、廉くんを起こさないように
抱きしめたまま、ベットに横になって
布団をかけてあげて
最後に冷えピタをこっそりと張り替えて
俺も目を閉じた。
・
夜中、何となく目が覚めると
自分の胸のあたりの服がじんわりと暖かい
事に気づいて、視線を落とせば廉がヒクヒクと泣いてた
紫「廉くん、どうしたの？」
廉「ヒック…ない、なんでも、ないぃ…泣」
泣きながら、何もないという廉くん
いやいや、何もなかったら泣かないよね？
そう思って、座って抱っこしてあげて
毛布を背中にかけてトントンしてあげれば
段々と落ち着いてきたみたいで。
今度は弱々しく、小さい声で「しょお」と
俺の名前を呼ぶ。
紫「ん？どうした？」
廉「てて、ないないちてた」
ん？「手、ないないしてた」
どういう事だ？
幼児退行中の廉は、当たり前だけど
言葉も幼くて、おバカな俺の頭だと
その言葉を理解するにも時間がかかる。
けど、廉が一生懸命伝えようとしてくれるのが
分かるから、時間がかかっても理解しよう。
そう思って考えると
何となく言葉の意味が分かってきた。
紫「ごめんね、手が背中から離れてたからイヤだった？」
廉「あい…」
寝るとき、しっかりと廉の背中に手を回して
ぎゅっとしてたんだけど、俺寝てる間に離してたみたいで…
それが寂しくて泣いちゃってたってわけね。
…可愛いッ笑
普段だったら絶対こんな事言わないし
そんな事で泣かないのになぁ、なんて思った
紫「ごめんね、今度は離さないから」
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさんこんばんは。コメントありがとうございます。私には勿体ないお言葉ばかり…ありがとうございます。ちびれんシリーズも気に入ってくださりとても嬉しいです。これからも少しでも気に入って下さるお話しを提供できるように頑張ります！！ (2023年2月15日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 「ちびれん」シリーズ大好きです！廉くんが可愛すぎて、つい微笑んでしまいます、、。これからも楽しみにしています！！ (2023年2月15日 11時) (レス) @page50 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。本当に温かい物語ですごく感動します。これからも応援させていただきます！ (2023年2月15日 10時) (レス) @page28 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ほるるさん» こんばんは。嬉しいお言葉ありがとうございます（^^）私自身も、13、14と続けられていて驚いています。ずっと読んでくださるなんて…嬉しいです！私もほるるさんの作品、これからもずっと読ませて頂きます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 移行おめでとうございます。本当に更新頻度の早さに驚いています。同時にとても嬉しいです。毎回通知を楽しみにしてます。14も頑張ってください！ずっと読みます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: 8e3cc5002e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年11月14日 12時
