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紫耀side
それから気づけば俺も夢の中に落ちてたらしく…
ふぇぇんっ…
小さい子の泣き声で目が覚めて
紫「あ、廉くん、どうした？」
廉「ふぇぇっ…んっ…げほっげほっ」
今、うちの家で小さい子のような
泣き方をするのは廉しか居なくて
すぐに反応して、背中をトントンすれば
途切れ途切れにどうして泣いてるか
話してくれて
紫「ごめんね、怖かったな」
廉「ふぇっ…げほっ…怖かっちゃ…」
なんでも怖い夢を見たらしく
それで目が覚めたら俺が寝てて
夢と重なって見えて怖くて
泣いちゃってるみたい。
俺が起きてたらすぐそんな
悪夢から助けてあげれたのに…
そう思いながら廉の背中をトントン
し続けてるんだけど
一向に泣き止まないから
紫「よし、一回おっきしよっか」
廉を抱き起して、座って自分の膝の上に
座らせてトントンしてあげる
廉「ヒック…うぅ…しょ…」
紫「うん、紫耀居るからね〜」
座って抱っこしてあげれば、少しずつ
泣き声が収まってきて
廉「んんっ…しんどいっ…」
沢山泣いて熱が上がっちゃったみたいで
ぐったりと俺に体重を預けてる廉くん。
紫「しんどいね、お熱ピッピさせてね〜」
そう言って廉の脇に体温計を挟んで
鳴るのを待つ間に、カピカピになってしまった
冷えピタを張り替えてあげる。
廉「んふ、ちゅめた、気持ちー」
紫「お、良かった」
普段だったら冷えピタ嫌がるし
冷たいねん！とか言って即剥がすんだけど…
やっぱり熱が高くてしんどいのか
冷たくて気持ちいいなんて言ってる。
それから少しして体温計が鳴って
取り出してみれば【40.5℃】と熱が上がって
更に高熱になった。
紫「廉くん、寒くない？」
廉「あい、あちゅい」
うん、上がり切って
むしろ暑いって言ってるから
もう上がることはなくてその心配は
ないけど…廉、体があまり強くないから
40℃台に乗ると中々下がらないんだよね〜
紫「暑いね、毛布外そうか」
入れてた毛布2枚を取ってあげて
うん、これなら後で横になった時
丁度良い温度になってそう。
それから少し寝たからお腹も
余裕出来てきたんじゃないかな？
そう思って
紫「廉くん、おかゆ食べない？」
廉に聞けば、うん。と返事をしてくれたので
小さな鍋からおわんにおかゆを少しすくって
フーフして、食べさせてあげる
廉「おいちい！」
紫「美味しい？良かった」
それから5口食べてギブアップした廉
うん、よく食べたよ
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさんこんばんは。コメントありがとうございます。私には勿体ないお言葉ばかり…ありがとうございます。ちびれんシリーズも気に入ってくださりとても嬉しいです。これからも少しでも気に入って下さるお話しを提供できるように頑張ります！！ (2023年2月15日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 「ちびれん」シリーズ大好きです！廉くんが可愛すぎて、つい微笑んでしまいます、、。これからも楽しみにしています！！ (2023年2月15日 11時) (レス) @page50 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。本当に温かい物語ですごく感動します。これからも応援させていただきます！ (2023年2月15日 10時) (レス) @page28 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ほるるさん» こんばんは。嬉しいお言葉ありがとうございます（^^）私自身も、13、14と続けられていて驚いています。ずっと読んでくださるなんて…嬉しいです！私もほるるさんの作品、これからもずっと読ませて頂きます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 移行おめでとうございます。本当に更新頻度の早さに驚いています。同時にとても嬉しいです。毎回通知を楽しみにしてます。14も頑張ってください！ずっと読みます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: 8e3cc5002e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年11月14日 12時
