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紫耀side
廉「しょお、俺っ…」
紫「うん、大丈夫だから。ね？寝なくていいからさ、横になってよ」
俺がそう言えば、わかった
そう言ってくれて、この前のようにぎゅっと
俺に抱き付いてきた。
眠れない時、寝ようと思えば思うほど
寝れなくなるし…
寝ようね、なんて言葉は負担になる。
だから、自然と寝れるまで
寝れなくても体を横にするだけでも
軽く目を瞑るだけでもかなり違うし…
廉「ね、しょお」
紫「ん？」
廉「さっきゆうてた友達、俺みたいやったな」
ぶっ…
廉、もしかして
あれ、俺が廉の事言ったって
気づいてなかったんだ、
意外とそういうところがお馬鹿さんと言うか
鈍いというか…
紫「俺見たいって言うか、廉の事だよ」
廉「え？俺の事やったん？」
紫「そう、架空の友だと作って、廉に言ってみたの。友達は架空でも俺が喋ったあの言葉は本心だよ」
廉「…ん」
紫「いつも限界知らずなんだからさ。でも廉だって、少なからず自分と重ね合わせて考えたからあぁ言ったんでしょ？」
そう言えば、小さく頷いた
廉「俺、自分の気持ち言うん、苦手やし、迷惑とか考えてまうから…それやとしんどいままやから」
紫「うん、いいんだよ。ゆっくりで。それに上手く言えなくても、こうやって最終的には頼ってくれるじゃん。それでいいの」
そうなんだよね
廉って頼ったり、甘えたりするのが
苦手で…
昔から、体が弱くて迷惑や心配、負担を
多く掛けてるって口癖のように言う廉。
けど、最後はちゃんとしんどい所
不安、悩みを言ってくれる廉。
まぁたまに無理やり言わせたりとか
もあるけど…
でも、どんな形になっても
ちゃんと俺らに「SOS」を廉は出してくれるから…
廉「ありがと…」
紫「うん。廉、焦らないで大丈夫だからね？ゆっくりゆっくり、治していこうね」
廉「おん、ありがと」
そして、安心したのか
段々廉の目がトローンとしてきて
背中を優しくトントンしてあげれば
すぅーと夢の世界に落ちて行った
俺もその寝顔を見て、安心して
眠った。
翌朝、昨夜寝る直前まで感じていた
温もりが無くて目が覚めると
廉「あ、しょお。おはよ」
少し離れた場所に座ってた廉
紫「起きちゃった？」
廉「ん、明け方目ぇ覚めてもうて…でもな？いつもより、１時間多く寝れてん。それに安心して寝れたからなんかあんま体しんどない」
ちゃんと教えてくれて
少しずつ、完治に向かってるかな
なんて思った
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさんこんばんは。コメントありがとうございます。私には勿体ないお言葉ばかり…ありがとうございます。ちびれんシリーズも気に入ってくださりとても嬉しいです。これからも少しでも気に入って下さるお話しを提供できるように頑張ります！！ (2023年2月15日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 「ちびれん」シリーズ大好きです！廉くんが可愛すぎて、つい微笑んでしまいます、、。これからも楽しみにしています！！ (2023年2月15日 11時) (レス) @page50 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。本当に温かい物語ですごく感動します。これからも応援させていただきます！ (2023年2月15日 10時) (レス) @page28 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ほるるさん» こんばんは。嬉しいお言葉ありがとうございます（^^）私自身も、13、14と続けられていて驚いています。ずっと読んでくださるなんて…嬉しいです！私もほるるさんの作品、これからもずっと読ませて頂きます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 移行おめでとうございます。本当に更新頻度の早さに驚いています。同時にとても嬉しいです。毎回通知を楽しみにしてます。14も頑張ってください！ずっと読みます！ (2020年11月25日 19時) (レス) id: 8e3cc5002e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年11月14日 12時
