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紫耀side
後ろから岸くんと海人も来てくれて、地下室に入る。
紫「れーん、もう大丈夫だよ、ほらここだとなーんも聞こえないでしょ？」
廉「はぁっ…はぁ…しょ…はぁっ…」
紫「うん。大丈夫、大丈夫。深呼吸だよ〜」
更に抱き付いてきた廉を、優しく抱きしめてあげながら背中を摩ってあげる。
そして深呼吸を促すと、段々廉の呼吸も落ち着いてきた。
岸「ガチで良かった…」
海「うん、あ、俺飲み物取ってくるー！」
海人が飲み物を取るために一旦退室。
紫「廉、疲れたね、横になりたい？」
廉「んーん、平気、座らして」
廉がそう言ってきたので、廉を床に座らせる。
廉「地下室ってホンマ何も聞こえんのやね」
紫「だねー、普段意識したことなかったけど、こんな無音なんだね」
なんて話をしてると、海人がお茶を全員分持ってきてくれた。
海「はい、廉！」
廉「あ、ありがと」
海人から受け取ったお茶を一気に飲み干す廉。
岸「お、いい飲みっぷりだね、永ちゃん」
廉「おん、のど乾いてたから…」
そして廉が空になったコップを見つめてて、もう一杯飲む？そう聞こうとした瞬間…
廉が口を開いた。
廉side
紫耀のお陰で、外の音が聞こえへん地下室に連れてきてもらって落ち着いた俺。
きっとみんな気になってるはずや…特に紫耀は、な。
やって俺、紫耀が来てくれた時気ぃ失ってしもうてるから、絶対気になってる。
3人とも聞いてはこんけど顔に「気になる、どうしたんだろ？」って書いてあるもん。
やから、お茶を飲みほして決意したんや。
3人に"あの事"を話すって。
廉「俺な…小学生くらいの頃に、友達と夏キャンプに行ったんよ」
「「うん」」
廉「もちろん親も居ったよ。でな、父ちゃんがある遊びを提案したんよ。父ちゃんが昼間、木に目印を付けてそれを回っていくとお菓子がもらえる。的なゲームを」
「「うん」」
廉「そんで、俺らは1人ずつ森みたいな所に懐中電灯を持って入って、順調にめぐってた。最初は友達が入って、その次に俺やってんけど、俺が入って数分したら天気が悪なってきて…」
「「うん」」
話してるうちに鮮明に思い出す、あの日の事。
そして段々、話してるうちに苦しくなってくる呼吸。
廉「っはぁっ…それで…雨が降ってきてもうて…はぁ…雷もなりだして…はぁはぁっ…俺、迷子になってもうて…」
そこまで話すと、誰かに抱きしめられた。
紫「怖かったな、もう大丈夫」
そう言ってくれた
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黒瀬優花(プロフ) - ほるるさん» 初めまして、コメントくださりありがとうございます。そして更新を楽しみにしてくださってありがとうございます。応援してくださりありがとうございます。これからも頑張ります♪ ほるるさんも頑張ってください。応援してます (2020年8月9日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています。これからも応援していますね(^^)私も頑張ります！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - なるみさん» こちらこそ、リクエストくださりありがとうございました。大満足していただけたみたいでとっても嬉しいです♪これからも読んでいただけるなんて嬉しいです(≧▽≦) これからも頑張りますので何卒宜しくお願いします (2020年8月8日 7時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ - 雷に怖がってる廉くんを書いて欲しいとリクエストした者です！リクエストに応えてくださってありがとうございました！とっても可愛い廉くんが読めて大満足です(^^)これからも読ませていただきます！ (2020年8月8日 2時) (レス) id: 5711caad08 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 私の個人的な考えに意見を下さりありがとうございます。今日の夜、制作したいと思ってます。ぴーこさんもコロナ気を付けてくださいね。お互い元気に健康に気を付けて頑張りましょう (2020年7月30日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年7月16日 21時
