頑張り屋の廉くん2

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神宮寺side

廉「グスッ…ごめ、もう大丈夫やから…」

神「落ち着いた？なら良かった」


それから廉は弱音を吐くことなく、リハビリを頑張った。



〜数日後〜


紫「おっ！今日もやってんね〜」


そして今日は紫耀も来てくれた。


廉「しょお！おん、もうほぼ歩けるようになってん！」


と廉も、凄く嬉しそうに紫耀の元へ歩く。


歩けるようになってきたとは言え、まだ走るのはきついのか早歩きだけどね


紫「おっほんと！？良かったな！」


そう言って優しく廉の頭を撫でる紫耀。

それを嬉しそうに受け入れる廉。


いやいや、俺何見せられてんの？


神「さっ廉、明日退院なんだし、病室戻って準備しよ？」

廉「おん！」


そうなんです、実は＿＿＿


先生「永瀬さんの回復力がほんとに凄くて我々も正直驚いています。リハビリも頑張りましたし、もう退院していいでしょう」


と２日前に言われたんだ。


そして晴れて明日、退院が決まった廉。

もうそん時はみんな嬉しくて、紫耀と岸くんなんか泣いちゃって、廉が宥めてたっけ。
でもそんな廉にも目にうっすらと涙が溜まっていて、俺もついウルっと来ちゃった。

海人は泣いて抱き付くかなーって予想してたんだけど、泣かない代わりに思いっきり廉に抱き付いてた。それを玄樹が離してあげて、そしたら玄樹に思いっきり抱き付いてた。


神「よし、忘れもんないね？」

廉「おん！明日着替えて、すぐ退院出来るで」

紫「良かったな、ほんと」

廉「うん！」


それから面会時間も終了して俺らは帰った。


廉side

ほんま良かった…。

先生が言ってくれた通り、予定より数日早く退院出来そうで。


じんに初めて、不安をぶつけた日。
あのお陰で、色々自分の中であった不安がすっきりと無くなってリハビリに更に力を入れられるようになった。

吐き出したんが良かったんやな、きっと。
そうやなかったら俺、今頃退院出来ひんかったと思うわ。

退院前日の夜は、シェアハウスに帰れるというわくわく感であまり寝付けんかった笑


翌朝、岸さんと紫耀が代表で迎えに来てくれた


ガラッ


岸「うーすっ」

紫「よっ！」

廉「来てくれてありがとな」

岸「当たり前だろ？海人も神宮寺もいわげんも来たがってたんだけど、仕事がなぁー」

紫「うん、だけど仕事終わったら会えるからね」


それから岸さんが荷物を持ってくれて、先生にお礼を言って車に乗り込んだ

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