頑張り屋の廉くん

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紫耀side


ガチャ


紫耀「おはよー」


リビングに入ると既に他のメンバーも起きてた。


海人「おっ紫耀にれん、おはよ！」

紫耀「海人おはよ、ほら廉、海人だよ。おはようは？」

廉「おはよ、ごじゃます…ケホッ」

海人「はい、おはよー」

岸「で、どした？」

紫耀「あぁ、うん。廉頭痛いみたいでお薬飲ませたいんだけど、空きっ腹に良くないから」

岸「あーなるほどな、紫耀キッチン借りていい？」

紫耀「どーぞ」

岸「さんきゅ」


そう言って岸くんはキッチンに向かった。


廉「しょお、いたいっ…グスッ…」

紫耀「痛いねー。ごはん食べてお薬のもうね」

廉「おくしゅり、やぁ！！」


ここでもお薬いやいや言います？


紫耀「でも廉頭痛いんでしょ？」

廉「うー…グスッ…たいっ」

紫耀「なら頑張って飲も？」

廉「うー…わかっちゃ…」


ほんとに分かったかな？


神宮寺「とりあえず紫耀、立ってないでソファーに座りな？」

紫耀「はーい」


廉を抱きかかえたまま立ってるのは流石に疲れるわ。


俺が座るとその横に海人が座ってきた。


海人「体温計、持ってきたよ」

紫耀「おっさんきゅ。廉、ピッピしよっか」

廉「いたくない？」

紫耀「うん、痛くないよー。廉がいい子にしてたらすーぐ終わるよ？」

廉「れん、いい子しゅる！！」

紫耀「ありがと、じゃあ失礼するねー」


廉の脇に体温計を挟んでじっと数分待つ。


ピピッピピッ


廉「しょお、なった！」

紫耀「なったね、もう一回失礼するね」


体温計を取り出して廉に見えないように確認する。

38℃か…点滴のお陰？か分かんないけど昨日よりは下がってる。


岸「おまたせ！廉にはおかゆ作ってきた」

紫耀「ありがとー」


岸くんからおかゆを受け取った


紫耀「れーん、おかゆさんちょっとでもいいから食べよ？」

廉「たべりゅ」

紫耀「食べよっか」

廉「(こくっ)あーん、ちて？」

紫耀「うん、いいよ。はい、あーん」

廉「ぁーん」パクっ

岸「どう？」


岸くんが不安そうな顔でれんにそう聞くと…


廉「おいちい！」


そう言って満面の笑みを岸くんに向けていた。


廉「おなか、いっぱい…」

紫耀「うん、よく食べたね。お薬飲もっか」


そういうと廉の顔から笑顔が消えて俯いた


紫耀「れーん、大丈夫だよ。甘いシロップさんだから苦くないよ？」

廉「ほんちょ？」

紫耀「うん、ほんと。がんばろ？」


それから廉がお薬を飲んでくれてしんどいのかまた俺の腕の中で眠りに落ちた

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