頑張り屋の廉くん

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紫耀side

眠ってしまった廉を起こさないように静かに歩いて駅のホームを出る


神宮寺「ひとまず、どうする？」


どうするって言うのは多分廉の事。


海人「んー…こんな状態の廉を１人にさせとくのは危険だし」

紫耀「とりあえず、病院、かな」

４人「だね！」


ってことになってマネさんの車で病院へ向かった。


岸「んじゃ、待ってるね」

紫耀「うん、海人行こ」

海人「ラジャ！」


メンバー全員で入ると目立つということで俺と廉と海人の３人で病院に入ることに


海人「じゃあ、僕受付してくるね」

紫耀「うん、お願い」


海人が受付をしてくれてる間俺は待合室のソファーに廉を抱っこした状態で座る。



海人「おまたせ！今日比較的空いてるみたいだから、すぐ呼んでくれるって」

紫耀「ありがと！」

海人「いーえっ。起きなきゃいいけどね、廉」

紫耀「うん」


廉は病院苦手、というか嫌いで。
今この状態で起きたら大泣き&大暴れするっていうのが分かってるから２人とも極力静かにして呼ばれるまでの間待つってることに。


それから少し待ってると…


看護師「永瀬さーん、永瀬廉さーん。どうぞー」

紫耀「はい」


呼ばれて診察室に入る。


紫耀「あっこの前の…」

先生「どうも。今日はどうされました？」

紫耀「あっはい。昨日の昼間から咳が止まらなくて、、で今朝起きた時から顔が赤くて、熱測ったら朝の時点で38.6℃あって…」

先生「そうですか」

紫耀「あっ後、先生」

先生「はい」

紫耀「なんか廉、小さい子みたいになっちゃって…」


俺がそう言うと一瞬驚いた顔をした先生だけどすぐ笑顔になって


先生「大丈夫ですよ。多分過度なストレスと甘えたいって言う感情から『幼児退行』したんだと思います」


やっぱり…海人がネットで調べてくれた通り幼児退行だったんだ


紫耀「そうですか、治りますか…？」

先生「はい。沢山休ませて甘えさせてあげてください、そうすればいつもの廉くんに戻りますよ」


そう言われて俺も海人も一安心


それから先生が廉を起こさないように診察してくれて


先生「風邪ですね。熱が高いのと脱水の危険があるので点滴したいんですがいいですか？」

紫耀「はい。お願いします」


それから廉をベットに寝かせて、起きることなく点滴が出来て。


先生「では、1時間くらいしたら来ますね」


そう言って先生は診察室を出た。

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