彼女からのお願い ページ9
夏休み前、最後の試験も無事に終了し、夏休みに突入。
Aの頼みで、彼女の親戚の知り合いのおじさんがやっている海の家を手伝うため、熱海へ行くことになった日向夏美と弟の冬樹。
今回は、成人しているAが保護責任者だ。
他にも頼みがあると言うAに呼ばれて入ってきたのは、クルル曹長。
「新・夢成長促進銃(オトナノ○○○ダンノボルジュウ)」で大人の姿になってもらえないかな?」
「ええっ、またあ?!」
「美女が二人いりゃ、海の家も儲かるんじゃねェの?」
クルルの言葉に、夏美が照れたように顔を赤くした。
「私は別に美女なんかじゃないけど…」
「それはお前さんじゃなくて、他のやつが判断することだ」
夏美の返事を待つ間に小声でひそひそと話す二人。
「…よし、決めた!
Aさんのために一肌脱ごうじゃないの!」
「夏美!ありがとう!!」
こうして夏美は、再び大人の階段をのぼることになった。
「それともう一つあるんだけど…」
「もう一つ?」と、冬樹が問いかける。
「クルルが改良して24時間、イケメン姿になれるようになった「眉目秀麗砲(オトコハケッキョクヨユウトセイケツキャノン)を使って、クルルたちに海の家を手伝ってもらいたいの」
Aの話を聞きながら、クルルはどこからともなくそれを取り出した。
「それ、私が前に隠したやつよね?!!」
「ゲロゲロゲロ!
夏美殿が隠す場所なんて、お見通しなのでありますよ!」
「ですぅ〜!」
以前、夏美が没収して隠したはずの道具を何故、クルルが持っている上に強化されているのか。
それは、ケロロがこっそり隠し場所を見つけて持ち出し、クルルのところまで持っていって、改良するように頼んでいたためである。
Aの試験期間中、ケロロに頼まれたクルルが徹夜して作業していたのは、この道具を改良するためだったのだ。
ちなみに、夏美が隠したのは冬樹の部屋のクローゼットの中。
本人にも内緒で隠していたため、冬樹は「僕の部屋に勝手に隠さないでよ」と、文句を言っている。
「このボケガエル…
私も試験で忙しくて気付かなかったわ…!」
「効果が24時間に渡り持続するのは、先輩で検証済みだぜ〜」
「何でまた俺なんだ…」
今はすでに元の姿に戻っているが、実験体となったギロロの映像データを見せられ、Aが「男手が多い方がいい」と言われていることを聞くと、夏美は決心したようにAを見た。
「Aさんの頼みを断れるわけないもんね…」
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です!今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください! (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます!お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です! (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます!クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2021年7月28日 19時