明日の予定は…これで決まり。 ページ45
「明日の営業は早めに終わらせる予定だから、その後でやるといいかもね？」
「じゃあ明日にしよう！
楽しみだなあ…！」
どうやら明日、肝試しを決行することになりそうだ。
「ホントに行くの…？」
「あたし、旅館で留守番してようかな…」
Aと夏美は、全く乗り気ではない様子。
「肝試しなんぞ、くだらん。
俺も行かんぞ」
クルルに「やっぱり怖いんだな」と言われたギロロは「そんなわけあるか」と言うものの、吹き出る冷や汗を止められないため、恐怖を感じていることは明々白々だ。
そもそも、ギロロが怖がりということは、ここにいる誰もが知っている。
ただ一人、海の家の店主を除いて。
「んじゃ、参加だな」
「何故そうなる!!」
「怖くないんなら別にいいじゃねぇか。ペア作って、順番に中に入って出てくるってのはどうよ」
「いいね！
くじ引きで決めるのはどうかな？」
「くじなら、手頃なのがあるから任しときな」
「そうなの？じゃあ、お願いするよ！」
「了解〜」
こうしてクルルと冬樹を中心に、肝試しを行う方向になってしまった。
「ゲロゲロ…しかし、冬樹殿の怪談に比べたら、何だか面白そうでありますな！」
「そうですね！
洞窟探検って感じですぅ〜」
「え〜…ホントにやるの…？」
「やるっぽいね、これは…はあ」
肝試しも怪談も怖い部類に入れているAと夏美が揃ってため息をついた時、外の掃除を終えたドロロが中に入ってきた。
「外の掃除、終わったでござる。
肝試しがどうのと聞こえてきたでござるが…？」
「あ、お疲れ様！
それがね…」
簡単に、経緯を説明するA。
「なるほど。
一夏の思い出、第二弾でござるな。
これは拙者もお供せねば」
穏やかに笑うドロロを見て、Aが「肝試しは思い出に入れなくていいのに」と苦笑する。
「もしもAちゃんとペアになったときは、僕がAちゃんを守るから、心配しないで？」
にこっとドロロに笑いかけられたAは、少し赤くなった。
「え、あ、ありが…」
「よし、掃除も後片付けも終わったことだ。
宿に帰ろうぜ」
二人の会話に割って入ってきたクルルに賛成した一同は、話の途中で、奥の部屋へ行ったおじさんに挨拶をして宿へ向かった。
その前に冬樹がおじさんと何かを話していたようだが…？
旅館へ向かう道中、Aがドロロのそばへ行き、改めてお礼を言っている様子を、クルルが後ろからじっと見つめていた。
ラッキーアイテム
ガンプラ
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (
レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です！今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます！お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です！ (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます！クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2021年7月28日 19時
