雑談 ページ44
本日も無事に海の家のお手伝いが終了。
昨日とは違い、一日お手伝いをしていた。
そのため現在の時刻は、海に沈む夕日が美しく見える黄昏時であった。
片付けをしながら皆が話していると、おじさんが「そういえば、昨日の悲鳴は本当に大丈夫だったの?」とAに聞いた。
「実はあのとき、部屋で怪談を話していたみたいで…」
「枕投げまでしてうるさくなってしまって、他のお客さんたちに申し訳ないです…」とAが続けると、ケロロや夏美も申し訳無さそうに「ごめんなさい」と言った。
「ははは!それくらい元気の方がいいよ。
でも、あんまり騒ぎすぎると、お願いした僕が怒られちゃうかもしれないけど」
宿泊している宿の主人がおじさんの知り合い且つ、紹介してくれたからこそ、格安で泊まることができている。
それなのに、このことが原因でおじさんが怒られてしまったらと思うと、その場にいた一同は冷や汗を浮かべた。
「冗談だよ!
あのフロアは他にお客さん泊まってないって聞いたし、少しくらい騒いでも問題ないさ」
少し安堵した様子の一同だったが「今日から気をつけよう」と思うのだった。
「それで、怪談したって?」
「その話続けます…?」
「はは。怪談は嫌いじゃないからね」
「おじさんと電話したあと、私も聞いたんですけど、もう怖くて怖くて…」
言いながらちらっと冬樹を見ると「そんなに怖かったなら良かった」と言ったので、夏美と共に「良くない!」と返した。
「おじさん、このあたりに伝わる怪談とかないんですか?」
「あ、ちょっと外の様子見てきます〜…」
そそくさと出ていこうとしたAを、厨房の片付けを終えて出てきたクルルが、腕を掴んで引き止めた。
「いいじゃねえか、ちょっとくらい」
「わ!いつの間にそこにいたの?!」
「今来たんだよ」
「それはお疲れ様…手、離して?」
「嫌だね」
「なんでよ、離してってば…!」
この二人のやりとりを見たおじさんは笑う。
「仲が良くていいねぇ!
それなら肝試しをやるといいんじゃないか」
ここから少し歩いたところに、ちょっとした洞窟があり、その中に入ると不思議な現象が起こるらしい。
「夜に行くとね…光るんだよ。
洞窟の中は明かりも何もないはずなのに、ぽわ〜っとね」
「おじさん、もうやめてくださ…」
「よし、じゃあみんなで肝試しをしようよ!」
「ああ…やっぱりこうなった……」
おじさんの話を聞いた冬樹が、肝試しをやる気満々になってしまった。
明日の予定は…これで決まり。→←だから、そこじゃなくてだな…
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です!今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください! (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます!お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です! (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます!クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2021年7月28日 19時