平常心 ページ35
「ふうん？またそんなことしてたんだ」
「あれ、Aさん怒らないの？」
「ここで怒ってもね…やっぱり本人に直接言わないと」
「そ、そうよね」
Aがまとうオーラが少し怪しくなってきたところで、二人は温泉から上がった。
★★★★★☆☆☆
「夕食、美味しかったでありますなあ！」
温泉から上がり、夕飯を済ませたケロロたちが、話しながら廊下を歩いている。
「ほんと、海鮮ものをこんなに食べたの久しぶりだよ。Aさんに感謝しなきゃ」
「私より、おじさんに感謝かな？
おじさんが呼んでくれなきゃ、ここには来られなかったと思うから」
夕食を食べ終えた一同がわいわいと、部屋までの道のりを歩く。
「そういえば、海についての怖い話もあるんだけど…」
「冬樹ストップ…！
忘れようとしてたのに、また思い出しちゃったじゃないの…」
姉である夏美が速攻で冬樹を制した。
「私、今日、眠れるかしら…」
ぼそっと呟くA。
ケロロとタママは恐怖感からか、体を抱き合って首をぶんぶん振っている。
みんな今、怪談話は聞きたくないようだ。
ギロロは、今にも気絶しそうな様子だが、反対にドロロは全く恐怖を感じていないらしく、その表情は変わっていない。
先程の怪談を思い出して、自分で自分の体を抱きしめているAの隣へクルルがやってきた。
「くくっ。そんなんで夜、大丈夫かよ」
「だいじょばないかも…」
「どうしても眠れなかったら出てこい。
眠くなるまで俺が相手してやる」
怖がるAの耳元で囁くクルル。
「っ……結構です！」
「あれまぁ。ツレないね〜
昼間はあんなこと言ってたくせに？」
「っ……だって、なんか言い方が…さあ……」
そっぽを向いて、頬に片手を当てながら話すA。
「それに、温泉で夏美から聞いた話もあるし…」
「は？」
クルルは、夏美が何を話したのか気になっている様子。
「こんなところじゃ言えないからまた後で」
「へ〜え？
んじゃ、二人っきりになれるところでゆっくり聞かせてくれよ」
言いながらAの腰に手を回そうとしたクルルだが、Aはするっとクルルの手から離れた。
「そしたら、お説教が続くだけだと思うけど、いいの？」
クルルを見るAの目は、少し吊り上がっている。
「お説教ねぇ…そんなら俺もお前さんに説教することがあるな」
「え？何…」
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (
レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です！今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます！お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です！ (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます！クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2021年7月28日 19時
