岩場 ページ24
「別に、礼言われるようなことじゃねぇよ」
そして、Aの腰から手を離して頭○○せ、再び自分の肩にもたれかからせた。
手はそのまま、Aの頭○○せたままである。
「ふふ。静かで落ち着くなあ…」
「静かだから」ということだけでなく「クルルのそばにいる」ことがAが落ち着いている大きな理由だ。
「ここは人がいねえけど、あっちはすげえ人の数だからなぁ」
クルルはAの水着姿を誰にも見せずに独占したいこともあり、水着姿になったAのそばを離れたくないらしい。
それというのも、自分や他の小隊メンバーたちがいないと、すぐに誰かに声をかけられそうだと考えているからだ。
実際、クルルがそばにいないときにAは男性に声をかけられていた。
…小隊メンバーにもあまり見せたくはないようだが、他所の知らない男に見られるよりはましらしい。
自分もAがいないとき、たくさんの女性に声をかけられていたが…侵略のため以外には特に興味はないらしい。
「まったくどいつもこいつも…」と考え込んでいると、Aが自分の顔をじっと見つめていることに気付いた。
「大丈夫?
難しい顔してたけど」
心配そうに顔を覗き込んできたAにドキッとするクルル。
「ねえクルル……え…」
間近に迫ったAの頬に手を添えて…
Aの唇に口付けた。
「っ…!!」
「…お前さんがこんなに顔を近づけてくるから、ついな」
クルルに口付けられ、不敵に笑う表情を間近に見たAの顔は真っ赤になっている。
「そんな顔しやがって…
こんなに密着しといて俺を誘ってないわけねぇよな?」
「さ、誘ってなんてないし…!
それにこんなところで…」
「さっきから誰もいねぇよ」
Aが辺りを見回すと、確かに今も自分たち以外には誰もいなかった。
「そういう問題じゃないんだけど…」
「じゃあここじゃなくて、完全に二人きりならいいってことだな?
それなら人が来る心配もないし?」
「ち、違……っ」
「くっくっ」と笑うクルルの言葉を完全に否定することができない。
「何が違うんだ?」
「う……からかわないでよ…!」
「からかってなんてねぇよ。
俺はただ、二人きりならいいのか聞いてるだけだ」
言いながらクルルは再び顔を近づける。
頬に手を添えてやんわりホールドされているため、Aは視線は逸らせても顔を逸らすことはできなかった。
「っ……」
「で、どうなんだよ」
低く甘く囁かれて、Aの体温があがる。
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です!今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください! (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます!お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です! (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます!クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2021年7月28日 19時