水も滴る…？ ページ17
「はっ、あ、ごめんね!!
今おろすから…」
Aの表情を見たドロロも顔が赤くなった。
「う、ううん！助けてくれてありがとう」
ドロロは優しくAを地面におろすと、海の方向を見る。
「ケロロくん？
その手に持っているのは…」
「ゲロゲロゲロ!!
特大水鉄砲であります!!」
深緑色のハーフパンツタイプの水着に黄緑色の半袖ジップパーカーを着たケロロが、バズーカのような形をした大きな水鉄砲を担いで立っていた。
その隣には夏美の姿もある。
「あんたたちがぎゃーぎゃー騒いでるから、水かけてあげたの！」
「な、夏美…」
こちらもバズーカタイプの大きな水鉄砲を担いでおり、その姿は戦う女戦士のようでかっこいい。
実際、毎日のように宇宙人たちと攻防を繰り広げているため「女戦士のよう」ではなく、「女戦士そのもの」である。
「二人ともそれ、おじさんから借りてきたんだね…そんな大きいのは初めて見たからびっくりしちゃった」
海の家の主であるおじさんは、水鉄砲タイプの銃を手作りしてしまうほどの銃好きだが、さすがのAも、バズーカタイプの水鉄砲を作っていたとは知らなかったようだ。
「Aさんごめんなさい、大丈夫だった?!
そばにドロロがいたから助けてくれるだろうと思ったんだけど…」
「大丈夫。あんまりかからなかったよ。
夏美の言う通り、ドロロが助けてくれたから」
「ねっ」と、Aがドロロに笑顔を向けると、頬を赤くしたドロロ。
「と、当然のことをしたまででござるよ」
夏美がほっとしていると、びしょ濡れになってしまったタママが再び泣き出した。
「タママ二等、また作り直せばいいでありますよ。前より大きいのを作って、A殿や夏美殿や冬樹殿に褒めてもらうであります！」
「俺も大人気なく砂をかけ返してしまったし、そもそもの原因は俺だからな…よし、俺が手伝おう。さっきより大きい城を作ろうじゃないか」
二人の言葉にタママが顔を上げた。
「軍曹さん、伍長さん…分かったです…！
すごいのを作って、みんなに褒めてもらうですぅ!!」
「そして写真を撮るですぅ！」と言って涙を拭った。
「なんと美しき友情でござろうか」
ドロロは一人、熱い涙を流している。
「はっ、でも、その中に僕は入ってない…うう」
今度は悲しい涙が頬を伝った。
「ドロロだって、みんなと仲良しの友達じゃない」
「Aちゃん……」
Aが泣いているドロロの背中を「よしよし」とさすった。
ラッキーアイテム
ガンプラ
ラッキーケロン
トロロ
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (
レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です！今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます！お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です！ (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます！クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2021年7月28日 19時
