それぞれの夏 ページ14
「貸しができちゃったわね」
Aだけではなく夏美のことも助けたクルルに「後で何か奢ってやろうかな〜」と、考える。
あのクルルに貸しをつくったままでは、後で何を要求されるか、たまったものではないらしい。
「おーい、早くおいでー？」
前を歩いていたAとクルルが立ち止まり、振り返ったAに呼ばれた。
「あ、待ってよ〜〜!!」
追いついた夏美はAの左隣に移動し、三人並んで、この場を後にするのだった。
★★★★★☆☆☆
夏美とAより先に水着に着替え終えて、パラソルなどの準備をしていたイケメン姿のケロロ小隊と冬樹は、すでにそれぞれの時間を過ごしていた。
冬樹は海辺のパラソルの下、ビーチベッドに寝転んで読書中。
クルル以外のケロロ小隊の面々は、ビーチボールで遊んだり、砂遊びをしたりして楽しんでいる。
そこへ合流したクルル、A、夏美の三人も、それぞれが思い思いに楽しみ始めた。
「私、ちょっと泳いでくるね！
Aさんも一緒にどう？」
「私は喉乾いちゃったから飲み物飲んでる」
「そう？じゃあいってきまーす！」
「気を付けてねー？」
「はーい！」
Aに手を上げて応え、海に向かって走って行く夏美を見たケロロは「夏美殿、いざ勝負!!」と言って夏美を追いかけ一対一の勝負を始めた。
タママはケロロを応援しながら砂遊びを続けている。
ギロロとドロロは一対一のビーチバレー対決を始めた。壮絶な戦いを繰り広げている。
残るクルルとAはと言うと…
冬樹がいるパラソルとは別のパラソルに移動して、用意していたクーラーボックスから飲み物を取り、遊ぶ皆を眺めていた。
「はい、ジュース」
「ああ、サンキュ」
Aが渡したジュースを受け取ったクルルと二人で一緒に飲み始めた。
「ふう…やっと落ち着いた
クルルは遊んでこなくていいの？」
「俺様が海ではしゃぐようなタイプに見えるか？」
「あはは……確かに、見えない」
「だろ？」と言いながらジュースの缶をテーブルの上に置いて、Aに視線を向ける。
「そういうお前さんはいいのかよ？」
「私は…ちょっと休憩したいし…」
ちらっとクルルを見ると視線がぶつかった。
「休憩したいし？」
「続きはなんだよ」と目で訴えてくるクルル。
「……なんでもない。
ただ休憩したいだけだよ」
ラッキーアイテム
ガンプラ
ラッキーケロン
トロロ
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あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます。本日は更新しておりますので宜しくお願いします★☆ (2021年8月13日 18時) (
レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日投稿お疲れ様です！今日は更新されないようですがゆっくり休まれてください！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、ありがとうございます！お話の先を考えるのに、ちょっとゆっくりペースになってます。すみません…！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。お疲れ様です！ (2021年8月9日 0時) (レス) id: 870d1da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(葵)(プロフ) - ありがとうございます！クルル人気ですね(*´>ω<`*) (2021年8月2日 20時) (レス) id: 66ac60b139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2021年7月28日 19時
