好敵手＿�� ページ4
『あははっ、その話ほんまおもろい！そんでどうしたん？』
付き合って4ヶ月の彼氏と絶賛電話中。
面白くて、一緒におると笑いが絶えん人。
元々仲良い男友達って感じやったけど、向こうから告白されて付き合った。
中1の時はあんたんとこの兄ちゃんが怖くてよお告られへんかったわ、って言っとったんを思い出す。
『じゃあね』
1時間ほど喋りっぱなしだった通話を終えて、リビングに向かう。
侑「おかん、どう思う？」
ママ「ええんちゃう？見てみたいわぁ、Aの彼氏」
侑「ほんまに思てる？何も良くないで！」
ママ「あんたらよりマセとんのはびっくりやけどな」
『もうその話やめや』
治「やっぱり…一緒に寝るか？」
『治もそんなんやから彼女できへんのとちゃう？』
ママ「言うようになったなぁ」
ママはあまり干渉してこない。そんなところが好き。
双子がおるから、干渉する隙も無いねんけど。
侑「嫌や！腹たってくる！そいつ何部や！」
『バスケ部』
侑「バスケ部はあかん。けしからん奴の集まりや。バレー部にし」
治「けしからんのはツムもやろ」
侑「サム、今はそことちゃう」
隣でギャンギャン吠える双子を置いてテレビを見る。
『ママ、今日の○にしやがれのゲストムロ○ヨシやで』
「ほんまに？見なあかんわ。録画しといて」
侑「アイドルは浮気とちゃうんですかー？」
『推しは推しやもん』
治「おとん、彼氏のこと言ったら泣くかな」
『パパだけには言わんとって！』
侑「それはできへんなぁ」
『お願い、お兄ちゃん』
治「そんなかわいこぶっても許さへんで」
珍しく治がしぶとい。
『ほんなら、何したらええん！』
侑「風呂入ろ！」
治「一緒に寝よ！
『…寝るほうがマシやな』
結局3人で寝ることになった。
侑はなんとか説得した。
この頃から私は少しずつ、双子に対して引け目を感じていた。
スペックの高い双子の"妹"ってだけで期待される存在。
バレーをしとっても楽しく無くなった。
中2の冬くらいから、部活に行く気力が無くなった。
とはいえ、平日の放課後練習には参加しとったけど。
土日はたまにサボっとった。
友達と進路の話をしとると
「Aもやっぱ推薦で行くん？」
まるで兄と同じ道を歩むと決まっとるかのような聞き方をされる。
『推薦か…来やへんて、私なんかに』
侑がセッターなら、私がスパイカー。
3年生が引退した現在、エースとしてのプレッシャーが私の首を絞めていた。
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蓮乃(プロフ) - いちごミルクさん» ありがとうございます。頑張ります！ (2021年8月20日 16時) (
レス) id: a3e7dc92a2 (このIDを非表示/違反報告)
蓮乃(プロフ) - 抹茶さん» 直し忘れてましたすいません泣教えてくださりありがとうございます！ (2021年8月20日 13時) (レス) id: 463321b6ab (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - すみません！「環境」の北さんの妹の名前、紗依なのに夢主ちゃんは遥香ちゃんね。と言っています。その後も遥香ちゃんと言っていますが… (2021年8月20日 12時) (レス) id: 9f47d6b5fe (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2021年8月20日 11時) (レス) id: 9c785aa451 (このIDを非表示/違反報告)
蓮乃(プロフ) - 桃のお茶さん» 嬉しいです！ありがとうございます！^ ^ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 463321b6ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮乃 | 作成日時：2021年8月1日 15時
