love u i love u 3

若過ぎた二人 ページ48

そして次の日の夜内田からメールが入った。


"着いたよ。明日から早速練習"


"お疲れ^^緊張してる？(笑)"


そう返すと、


"そりゃあな(笑)だけど楽しみ"


そう返ってきた。


"もうずっとずっと前を見てるんだね"


そんな気がした。


まだ慣れない練習や、寮生活に、新しい仲間に、と忙しそうな日々を内田は送っていた。


元々、夏休みや冬休みも全然会う方ではなかったから、"いつもと変わらないただの春休み"Aにはそんな気がした。


そして春休みも終わりに近づいた頃、内田と電話をしていると、内田から切り出した。


内田「俺明日スタメンだって」

A「え？出るの？」

内田「うん。交代させられるだろうけど(笑)」

A「えー凄いじゃん！！！」

内田「頑張るわ(笑)」

A「うん^^」


その後も色んな話をしたが、どこかAはぼんやりしていた。


内田「どうした？」

A「ん？何？」

内田「ぼーっとしてんぞ(笑)」

A「ん〜(笑)なんかね、見たかったなって」

内田「何を？」

A「やっぱり明日の試合見に行きたかったなって(笑)^^」


珍しく素直にAがそんな事言うから可愛く思えた。


内田「まだいいよ、交代させられたらカッコ悪いじゃん(笑)レギュラー取れたら見に来て」


A「うん^^他の女の子にも同じ様な事言ってない？(笑)」


内田「ばか(笑)」


A「気をつけなきゃ(｀_´)篤人に遊ばれないように(笑)」


内田「お前な(笑)」


そう言って笑った。


いつまでもこんな風に、好き合って、笑いあっていられるんじゃないか、


根拠なんかないのに、ただそう思えた。


若かったね、あたし達。

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