love u i love u 3

甘い時間の終わり ページ26

「篤人は何しに来たの？」

印刷を待ちながらしゃがんだままのAが言った。

「新聞取りに来ただけ。お前のせいで時間くったじゃん(笑)」

「あーもう言わないで(笑)」


印刷を刷る機械音だけが響く部屋。


新聞を見つけた内田が新聞片手にAの隣にしゃがんだ。


「なあ」

「ん？」


内田の顔を見たAにさっとキスをした。


「あのねえ(笑)」

そう言って笑うA。

「恥ずけーわやっぱ(笑)」


そう言って内田も笑った。

「自分が恥ずかしい事してくるからじゃん(笑)」

「うっせー(笑)」

「ねえ？」

「ん？」

「もっかいしよっか？^^」

そう言って笑うA。

「お前なあ(笑)」

「嫌ならいいけど〜」

そう言って立ち上がって印刷機の様子を眺めるA。


そして内田もはぁ(笑)っとため息をついて立ち上がった。

"なあ"

そう言ってAの腕を引く内田に分かっていた様にいたずらっぽく笑うA。

「ずりーなお前(笑)」


「何が？(笑)」


「誰かに見られても知らねーからな(笑)」


「篤人に無理やりさせられたって言うから大丈夫(笑)」


「お前な(笑)」


印刷機の音だけ響く二人だけの部屋でまた静かになった。


そして内田がAの腕を寄せて、Aが内田のワイシャツの裾を握ってゆっくりキスをした。


「照れるな(笑)やっぱり」

「ほらお前も(笑)」


なんて笑ってもう一度キスをしようとした次の瞬間、


ーガチャー


「ウッチー遅い...よ..」


と勢いよくドアを開けながら今井が言った。


思わずドアの音で離れた二人。


そんな二人の様子を察する今井。


今井「あ〜ごめん邪魔しちゃった？(笑)」


内田「別に(笑)で、どうしたの今井」


「ほらこれ。印刷頼まれたの。それに皆がウッチーサボってるって怒ってるから声かけに(笑)」

そう言って印刷する紙をヒラヒラさせた。

内田「サボってね〜よ(笑)ほら(笑)」

手に持つ新聞を見せて言った。

「じゃあ行くか」


そう言って"じゃあな"とAに笑って内田は出て言った。


Aと今井。二人だけの空間。


「ごめんね、もうすぐ空くから^^印刷機」


沈黙を破るようにAが言った。


「あ、うん」


また沈黙になった。

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