love u i love u 3

ダメな所 ページ25

その後内田と教室に戻ると皆が"なんだ"と笑ってため息をついた。


午後になり、文化祭の最終準備に追われていると

瑞希「A！はい、印刷室でちらしコピーしてきて！」


「「え〜」じゃない(笑)」


そうして印刷室へやって来た。


一方、外で看板の作業をする内田達の所では、


田中「うわ〜ペンキ垂れる(笑)ウッチー！印刷室から新聞！」

内田「は？俺〜？」

田中「はーやーくー(笑)」


そう言って印刷室へ向かった。

"槙野達いい時にいなくなりやがって(笑)"なんて思いながら。

印刷室に入るとAが振り返った。


A「篤人もパシられたの？ww」

内田「だな(笑)」

そう言って笑って棚で新聞紙を探す内田。


ピーピーピー


印刷室に響く印刷機の変な音。


A「これも違うか...」


そう呟きながら何やらボタンをいじるA。


ピーピーピー


内田「お前何やってんの？(笑)」


明らかに上手くいってないAに笑う。


A「え〜？なんかね、機械壊れてるみたいなんだよね〜使えないな本当この印刷機(｀_´)役立たず！」


内田「まじ？(笑)」


そう言って近づいて何やら印刷機を見て内田はため息をついた。


"はあ(笑)"


A「先生に見てもらおっかな〜。もうイラつくな〜本当。」


内田「お前な(笑)」


A「何？」


内田「インクがありませんってなってんじゃん(笑)」


A「知ってるからそんなの(笑)だからOKって押してるんだけど出来ないから困ってんの。」


内田「は？」


「だから、分かってますってOKボタン押すんだけど進まないの！」


冗談じゃなく真剣な顔で、むしろ少しイライラしたように言うA。


内田「は？は？は？(笑)お前アホだな(笑)」


「は？(笑)」


内田「インクないっつってんのにOKじゃないっしょ(笑)インク替えろって事じゃん(笑)」


はっとした様にAが表情を変えた。


そして両手で顔を覆って


「もう嫌だ(笑)最悪(笑)」

そう言って笑った。


内田「ばか(笑)」

そう言って笑って内田は棚から新しいインクを持ってきて変えた。

内田「さあどうぞ(笑)」

いたずらっぽく笑う内田。


「もう本当嫌(笑)」


スタートを押してちゃんとコピーが出来てるのを見てしゃがみ込んで笑った。


サバサバしてて、しっかりとした大人なAのこんな姿には驚いた。


それと同時にこんなダメな所もあるんだとなんだか内田は嬉しく見ていた。

甘い時間の終わり→←二人の時間

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す