・ ページ47
涼介side
……夜。
みんなも寝静まり、いつもなら園児達が帰った後にやる事務作業をやってた俺ら。
それもなんとか終わり、皆の小さな布団が並んだ部屋の隅っこの布団に入って…約3時間。
涼「っ……」
ズキズキと感じる足の痛みに、目が覚めた。
時計を見れば、深夜2時を指していて。
もちろん誰1人起きていない、真っ暗な園内。
涼「…って……!」
布団の中で痛みに耐えるけど、熱を逃がさないせいか痛みは増していく。
湿布は貼ってるけど、その効力も薄れてしまったみたい。
涼「やっ……べぇ…っ」
どうしよう…
このままじゃ確実に寝られないし、でも明日も朝は早いし……
考えているあいだにも、足の痛みは強くなるばかりで。
次第に嫌な脂汗までかいてきちゃって。
涼「んっ……った……!」
漏らしたくないのに声が漏れちゃって、子供たちを起こさないかと心配になった。
…………だけど、起こしたのは園児じゃなかったみたい。
加「涼介先生………?…………え、大丈夫っ?」
近くで同じように寝ていたはずなのに、驚いたように俺のそばに来てくれる加藤先生。
いつもなら申し訳ないって思うけど…今はもう、とにかくホッとした。
涼「あし、が……っ…」
加「痛み止め切れちゃったかな…待ってて、持ってくるわ」
先生だって眠いはずなのに、加藤先生はせっせと薬やら氷やらを持ってきてくれる。
夜中だから電気はつけられないけど、小さな明かりだけを付けて、少しでも足の痛みを和らぐようにしてくれて。
涼「すみませっ…」
加「いーから。薬効くまで頑張って?」
もちろん痛み止めがすぐに効くわけでもなく、痛みで物理的に涙は出るし、布団を強く握りすぎて手も痛いけど。
それでも段々と痛みは和らいでいって、落ち着きを取り戻してきて。
加藤先生に、お礼言わなきゃ…
そう思っていたけど、痛みが無くなっていくのと比例するように、今度は睡魔が襲ってくる。
加「疲れちゃった?もう夜中だし、明日に備えて寝ちゃいな?」
そう言ってくれる加藤先生に返事をする気力もないまま、自然と意識は遠のいてしまった。
844人がお気に入り
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楠木りずむ(プロフ) - 友音姫さん» 初コメありがとうございます!楽しみにしていてくれると嬉しいです♪これからも頑張りますね!(*´∀`) (2018年1月28日 14時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
友音姫 - 初コメです女の人がちょー気になりますし、山田くんの過去が気になります更新頑張ってください (2018年1月28日 11時) (レス) id: c6a656ba77 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - きゃらめるJUMP!さん» AO…!一般の私からしたらちょっと羨ましいですが…汗 倍率ヤバいですね!!Σ(゜Д゜)頑張ってくださいとお伝えください!笑 応援ありがとうございます!!頑張ります!(*´∀`)来年頑張ってください!! (2018年1月4日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるJUMP! - 私の兄が、今大学受験生です。AO入試みたいです。でも、27人のうち4人しか受からないらしく…。受験、大変だと思いますが、頑張って下さい!(そういう私も来年には受験生ですが…笑) (2018年1月4日 22時) (レス) id: 853e881ded (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - manapihappy133さん» ありがとうございます!!頑張ります♪ (2017年12月28日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ