りょうすけせんせい

・ ページ35

加藤side


……うーん、なんだろうなこの違和感は。

涼「ほぉら、大貴くん起きてー？」

宏「ほらね！ぜったいこうなるとおもったもん！だいちゃん、はやくねないからだよぉ！」

大貴くんを優しく起こす涼介先生と、そのとなりで短い腕を動かしながらペチペチ大貴くんを叩く宏太くん。

………天使絵図だわ。

…って、そうじゃなくて…なんとなくさっきから、涼介先生に違和感を覚えるんだよな…

あ、ちなみに俺は年長さんクラスの担当で、今日は年中さんのお泊まり保育があったから園児たちはおやすみなんだ。

小山先生も、年少さんクラス担当だからおやすみ。

なかなか起きない大貴くんに苦戦しているようだったので、俺も応戦することにした。

加「大貴くーん？起きよう？皆、大貴くんが起きるの待ってるよー？」

大「…や…っ」

加「あれ、いいのかな？お友達と遊べなくても」

そう言えば、渋々目を開けて。

いい子だね、と頭を撫でれば、むくりと起き上がって布団を畳み出した。

まだ眠そうだなぁー…

加「涼介先生、全員起きたよ。……涼介先生？」

涼「っえ…あぁ……ありがとうございます」

チラリと見た涼介先生は、一点を見つめて意識が飛んでいて。

俺が今視線を送っていることにも気付かず、ボーッとして…

ボーッとして…

ボーッとして…

体が……

………傾いた…！？

加「うおっ………セーフ…」

座ったまま俺の方に倒れ込んできた涼介先生は、いつもよりかなり体温が高い。

あー…違和感はこれだったのか…

涼「すみませ…っ」

加「涼介先生、熱あるよ？ちょっと休んだ方がいいわこれ」

顔を歪ませてのっそりと俺から起き上がる涼介先生は、頬を少し赤くしていた。

涼介先生が倒れたところは、運良く園児たちには見られてなかったみたいだけど…

このままやったら、体も持たなくなるだろう。

加「多分、足が炎症を起こして体温が上がっちゃったんだ。買い物の時は職員室で足冷やして待ってよ？」

俺の言葉に、閉じていた目を少し開けて俺を見る涼介先生。

あぁ、この目は……そんなの嫌だ、って目だな…




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楠木です！

……なんと、テスト1週間前になってしまいました……

ヤバイ…国語しかできない！このままじゃ確実に大学落ちる！！
……とは分かっていても、なかなか勉強に身が入りません笑

皆さんに良い報告が出来るように頑張って来ます…

申し訳ありませんが、少しの間待っててくださると嬉しいです(；∀；)

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