腹立つ ページ9
コマンダーside
あれから、早くも4日が過ぎて…Ｊとの対戦間近になってきた。
日々募っていくのは…焦り。
本当にこんな力で、Ｊに勝てるのだろうか。
今まで積み上げ、鍛え上げてきたこの力で…Ｊに立ち向かえるのだろうか。
そう思うと休憩時間も惜しくて、ついついやり過ぎてしまう。
それは俺だけじゃなくて…皆も、朝から晩まで汗を流して訓練をしてる。
あんだけ俺にうるさく言っていた知念でさえ、だ。
それでも、前みたいに貧血を起こしたりとかしないように、配慮はしてるつもり。
ご飯は八乙女がバランスを考えて作ってくれるし、睡眠だって、最低でも6時間はとるようにしてるし…そのおかげか、体調を崩すこともなくて。
ただ…やっぱり、実力が欲しい。
Ｊと対等の…いや、それ以上の力が。
それにはやっぱり、訓練するのみだって分かってるから、辛くてもただひたすら訓練を繰り返すんだ。
そしてもちろん今日も…訓練室には、刀やらライフルやら、色んな音が飛び交っていた。
ド「んっ…、よっと！」
スピードがマックスになっているマシーンを前に、ドクターは軽々と宙返りをしながら攻撃を交わしていた。
負けじと、俺も刀でマシーンに攻撃する。
コ「ふっ……っ！」
来る…！
マシーンの動きを冷静によみ、体をのけぞらせた。
…けど。
コ「ってぇ…」
避けきれずに、マシーンが横っ腹に思いきり当たる。
ドクターは一瞬俺を見てから、
ド「コマンダー、攻撃は上手いけど避けるのは劣るね…っ」
と、華麗に攻撃を避けながら言った。
…そんなドクターの言葉は、俺の耳には入っておらず。
コ「クッソ…」
このマシーンは殺傷能力がある訳ではないけど、スピードもマックスだったために結構な勢いで。
未だにじんじんとする横っ腹を擦りながら、俺はマシーンを睨み付けた。
コ「…痛い」
そのままゆっくりと立ち上がる俺は、何故だか凄く腹が立ってた。
表情もないマシーンが、まるで俺を嘲笑うかのように見下してるように見えて…簡単に言えば、ムカついた。
痛いんだけど。
喋るはずもないマシーンを睨み付け、その得たいの知れない怒りをマシーンにぶつけるように、俺はそのマシーンに飛びかかった。
俺の異常な雰囲気に、皆が動きを止めていたなんて…この時は全く目に入らなかった。
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山田LOVE子 - この小説は、私にどハマリだったのでとても大好きになりました！だからこの小説が終わりに近づいてきたとき寂しい気持ちになりました。このとても素晴らしい小説をありがとうございました。 (2018年8月3日 0時) (
レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Ayaさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！未だこの小説にコメントが来ることに喜びを噛み締めております…！(´；ω；｀)これからも宜しくお願いします！！ (2018年6月13日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - AUS何回見直してとても面白いです！何回見ても飽きません！！りずむさんに山田くんmainの小説とかもっと書いて欲しいです！！これからも応援してます！！ (2018年6月12日 23時) (レス) id: c7f5127233 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Haduki☆さん» 嬉しいです！新作頑張ります…！ありがとうございました！！ (2017年4月20日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Haduki☆ - 完結おめでとうございます！新作を楽しみにしてます！ (2017年4月20日 0時) (レス) id: 85fa231674 (このIDを非表示/違反報告)
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