〜６５〜 ページ24
Aside
貴「は、なんで？」
今朝あんだけ涼也と探したピン。
なんで涼雅が！？
貴「ずっと探してたのに…」
涼「え、これ？俺今朝、ポケットに入れたけど？」
ん？まてまて。
何がどうなってるんだ？
涼「今朝、寝癖が本当酷くてさー。涼也なら器用だから髪のセットとか得意そうだなって思って、変わってみた」
にひひ、と笑う涼介。
こ、こいつ…
貴「そんな軽々しく変わるな馬鹿！」
涼「…ってぇ！いや、ポケットくらい見るだろ普通！」
涼介のおでこにデコピンを１発お見舞いしてやると、地味な痛みに涼介が声を上げる。
私、デコピンは超得意だし。
涼「…ってか…怠い…」
という涼介の声で、改めて涼介の顔を見る。
…確かに、顔色良くないな。
貴「まぁ、涼雅にも変わったからね」
涼「え、涼雅にも？だからこんな怠いんだ…」
自業自得だよ。
と思いながらも、私はほっとけなくて涼介に近づいた。
貴「ほら、横になりなよ」
涼「…膝枕、して…？」
…え？
ひ、膝枕ぁ！？
貴「はぁ？」
はぁ？と呆れたように言いながらも、内心心臓バックバク。
恥ずかしいしやりたくない！
いや、ちょっとやってみたい気もするけど…って、なに考えてるんだ私！
涼「ね、おねがい…」
なかなか引かない涼介。
そろそろ涼介寝かせないと…
貴「…分かったから。はい」
平静を装いながら、涼介に膝を貸す。
膝に感じる、涼介の温もり。
髪が触れて、少しくすぐったい。
涼「んぅ…」
目眩がするのか、目を辛そうに閉じる涼介。
それを見て涼介の目に手をおいてあげたら、しばらくして涼介の規則正しい寝息が聞こえてきた。
手を離すと、整った綺麗な顔立ちの彼が、気持ち良さそうに眠っている顔が露になる。
少し、顔色は悪いけど。
たまらなくいとおしくなって、
戸惑いながらも、
短く、
…チュ
眠っている涼介に、キスをした。
涼「…ん、寝込みを襲うなんて、卑怯」
貴「っ！？りょっ涼介起きてたの！？」
涼「バッチリ」
ニヤリと笑った涼介は、体を起こして私と向かい合わせに座る。
貴「か、体は…」
涼「平気」
短く答えた涼介は、私の頭をしっかり支えて、
さっきよりも、長い長いキスをした。
涼「…A」
貴「んっ…何…？」
唇を離した涼介に、私は問いかける。
涼介は、いつになく真剣な顔をしていて。
涼「…これからも、そばにいろよ？」
貴「…もちろんだよ」
再び私たちは、いつもより少し濃厚なキスをした。
終わり
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです！応援ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！ (2016年7月12日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです！ 次のお話も頑張ってくださいっ！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます！感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます！それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです！〜second〜でも頑張って下さい！ (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます！ほんとに嬉しいです♪最低でも１日１話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします！(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年6月8日 21時
