〜６４〜 ページ23
Aside
あれから、１ヶ月。
毎日他愛もない話をしながら登校している、私と涼介。
今日も私が涼介の部屋へ行って、そこから一緒に行く。
ピンポーン
貴「…遅いなぁ」
今日は珍しく、ピンポンを押してもなかなか出てくれない。
もしかして、まだ寝てるとか？
そう思ったとき、ようやく玄関のドアが開いた。
貴「もうっ！遅いよ…って、え？」
涼「えっと、久しぶり、加藤さん…」
しかし、そこに立っていたのはいつもの涼介ではなく、ピンを着けていない茶色い瞳の涼也だった。
涼「じ、実は…涼介さん、ピンをつけるときに落としたみたいなんだけど、どこにあるかわからなくて…」
ええぇ…
もう、涼介もアホだなぁ。
貴「じゃあ、私も一緒に探すから！急がないと遅刻だよ？」
涼「ごめんね？ありがとう」
結局、ピンは見つからず、仕方なく涼也と登校した。
涼「わっ…」
廊下で歩いていたら、３年の先輩と肩をぶつけてしまった涼也。
その衝撃で髪が流れ…
貴「…あ」
意識を失うように倒れてしまった。
先「ってぇな！気を付けろ！」
涼「…はぁ？」
運悪く、涼也がぶつかった相手は不良の先輩。
そんな先輩につっかかってしまう…鋭い目をした涼雅。
…大分ピンチだよね…？
先「てめぇ、誰に向かってそんな口…っ！」
涼「っせぇな。ちょっと歳が離れてるくらいでぐちぐちぐちぐち、耳障りなんだよ。大体…」
貴「あぁぁ！涼介！急がないと！ね？」
さぁさぁ、と言って涼雅の手を引き、慌てて屋上へ行く。
あのままじゃめんどくさいことになりそう。
涼「…チッ」
涼雅はご不満な様子だけど。
貴「久しぶりだね、涼雅」
涼「あ？…あー、そういえばそうかもな」
…気持ちのいい再開とは言えないけど。
貴「相変わらずツンツンしてるー…」
涼「…っせぇな。殺されてぇのか」
殺されたくないので、ここは黙っておく。
涼「つーか、いい加減涼介に変わっていいだろ」
貴「私だって変わってほしいよ？だけど肝心のピンがね」
涼「…あるけど」
そうそう、ピンが…って
貴「は？」
あるだって…？
急いで涼雅の方に目を向けると、涼雅は既に、髪に手をかけていて。
涼「…あ、れ？A…おはよ」
貴「え、あ、うん。おはよ…？」
次に起きたときには、涼介になっていた。
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです！応援ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！ (2016年7月12日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです！ 次のお話も頑張ってくださいっ！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます！感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます！それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです！〜second〜でも頑張って下さい！ (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます！ほんとに嬉しいです♪最低でも１日１話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします！(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年6月8日 21時
