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Aside
涼介の動きが止まったのが分かった。
あれだけ大切な時間を過ごした仲間だもん…涼介は誰も殺せないよ…
その大切な時間を、涼介に思い出させるように、私は涼介にゆっくり近付きながら口を開く。
貴「最初、私が生徒会皆に会ったとき、皆で自己紹介したよね。
私最初ね、なんだよいきなり、とか思ったけど、同時にスゴく仲良いなーって思った。
それから、涼介の人格のことを知って…生徒会に入った。
私、何気に実は嬉しかったよ?
涼介のことをもっと知れたら、支えられたらいいなって思ってたし、他のメンバーもあたたかく迎えてくれたし。
それから、サプライズで私の歓迎会も開いてくれたよね。
皆でわいわい騒いでさ。ほんとに生徒会かよって思うくらい」
涼介に手が届く距離になった。
ゆっくりと手を伸ばし、涼介の手をぎゅっと握ると、今まで力が入っていた涼介の手が少し緩んだ気がした。
貴「で、その帰り道…涼介は、私に過去のこと、話してくれたね。思い出したくもなかっただろうに…
あのとき、私を信じて話してくれたこと、本当に感謝してるよ。
それと…梓のあの事件もあったね。
皆、私の心配してくれてさ、口では強気なこと言ってたけど、本当はスゴく嬉しくて。
この生徒会を抜けるもんかって思った。
涼介と侑李で犯人見つけてくれて…そのおかげで今、私と梓は最高に仲良しだよ」
さらに涼介に近付いて。私はぎゅーっと涼介を抱き締めた。
貴「涼介…私は、生徒会の皆に本当に助けられた。
だからさ、私…恩返ししたいんだ。
皆は、涼介に復讐をやめて、前を向いて進んでほしいって思ってる。
涼介は…これまで、たくさん辛い思いをして来た。というより、今も本当は、辛いでしょ?
だからね、涼介。
私は、涼介のためにも皆のためにも、涼介を止めるよ。
涼介がどんなに暴れても、…たとえ、私を殺しても。私は涼介を離さないから」
私は、涼介を抱き締める腕にぎゅっと力を込めた。
作者です!
更新なかなかできなくてすみません…
勉強ばっかでもうヘトヘトなので、こちら更新します!!
多分この後の話は、テストが終わる木曜日になると思います…すみませんm(__)m
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです!応援ありがとうございます(*´∀`)頑張ります! (2016年7月12日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです! 次のお話も頑張ってくださいっ! (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます!感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます!それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです!〜second〜でも頑張って下さい! (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます!ほんとに嬉しいです♪最低でも1日1話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします!(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年6月8日 21時