〜５９〜 ページ16
涼介side
ひ「…ちょ…涼介」
涼「俺の名を気安く呼ぶな…」
一歩一歩、ゆっくりと山田ひろ子に近付いていく。
俺が本気だと知り、さすがに山田ひろ子も焦り始めた。
涼「お前のせいで…俺の人生はめちゃくちゃになったんだよ…！」
こいつさえ…こいつさえいなければ…
涼「…死ね…父さんと同じように…」
徐々に距離をつめていった。
さよならだ、山田ひろ子。
涼「お前に生きてる資格は…ないっ…！！」
思いきりナイフを振りかざし、目をカッと開いた。
山田ひろ子はぎゅっと目をつむる。
こんな惨めな姿を見られて、しかも殺せるなんて。
ニヤリと笑いながら、ナイフを降り下ろそうとした。
…が。
貴「涼介！！」
いるはずのない人物の声が聞こえてきて。
腰にへばりついてきて、思うように動けなくなった。
涼「な、んで…」
貴「涼介を止めにきたに決まってんでしょ！！」
なんでこんなところにAがいるんだよ…
Aだけじゃない。
皆もあとから走ってこっちに来る。
涼「離せっ！邪魔するなっっ！」
腰に巻き付くAを俺を剥がそうとは思いきり暴れるけど、Aは意地でも離れようとしない。
宏「待てっ！逃げんな！」
Aに気を取られていると、山田ひろ子は逃げようとしていて。
だけど、雄也が首をチョップしたら、気を失って倒れた。
今なら、抵抗もされずに山田ひろ子を殺れる…っ！
貴「っ…涼介っ！」
なんとかAを突き放し山田ひろ子の所にいくが、目の前が侑李と大ちゃんが現れた。
涼「どけっ！！」
侑「やだねっ！」
大「どかない！絶対！！」
持っていたナイフを二人に向けた。
涼「これ以上俺の邪魔をしたら殺すぞ！！」
山田ひろ子を殺したい一心で、そう叫んだ。
このナイフを山田ひろ子以外の人物に向ける予定はなかったけど、山田ひろ子を殺せるなら、それでもいい。
貴「…涼介に二人は殺せないっ！今までのことを思い出して！」
背中でそう叫ぶA。
殺せるよ、山田ひろ子を殺すためならなんだって出来る…
なのに、なんでだろう。
Aの言葉で、俺の動きは…止まってしまった。
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです！応援ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！ (2016年7月12日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです！ 次のお話も頑張ってくださいっ！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます！感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます！それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです！〜second〜でも頑張って下さい！ (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます！ほんとに嬉しいです♪最低でも１日１話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします！(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年6月8日 21時
