〜４５〜 ページ2
涼也side
涼「あ、二人とも…迷惑かけてごめんね？ありがとう」
なんだか二人の表情が少し暗い気がする…
貴「あっ、ううん！全然！」
あ…もしかして、涼介さんと話したいのかな？
涼「さっきより大分楽になったから、涼介に変わるね」
侑「え？ちょ、ちょっと…」
僕はポケットのピンを取り出して頭に付けた。
その途端、僕は体の力が抜けて、そのまま意識を手放した。
涼介side
涼「えーっと…ここは…」
学校？
保健室か？
…なんで？？
涼「んぅー…だるっ…」
侑「はぁー…バカだなぁ、まだ治ってないのに人格変わっちゃうから…」
隣を見ると、呆れた様子の侑李と、心配そうな顔のA。
涼「え、俺なんで…？」
全く状況が掴めないんだけど？
貴「涼也が朝まで調べ物してたらしくて、貧血で倒れたんだよ」
マジか…
まぁ…いっぱい人格変わったしな…
侑「もう…何回人格変わったの？」
涼「えー…っと、４回？」
俺の言葉で、二人が一緒にため息をついた。
涼「で、でも！…あいつのことについて分かったし」
今回は結構いい情報が掴めたんだ。
アジトを変えるなら急がねぇと…
考えているうちに、自然と口角が上がる。
侑「…ねぇ、涼介…こないだ薮くんも言ってたけど…やっぱり、間違ってるんじゃないかな？ 」
その声に侑李を見たら、侑李は少し俯いていた。
顔はよく見えないけど、さっきの呆れ顔ではないことは分かる。
…俺の味方じゃないの？
思わず強張った顔。
侑「僕…嫌だよ…実の母親に復讐する涼介を見るの…」
涼「…」
ポタポタと、侑李は涙を溢していた。
なのに、なんでかな？
俺は今の侑李が、好きじゃない。
そんなことを言う侑李が、好きじゃない。
涼「…悪いけど、それは無理だよ。なんのためにここまでやってきたと思ってる？全部侑李は見てくれてただろ？なのに今さら止めろ？なんだよそれ」
侑「もっと他にやり方があると思うの…！」
涼「いや、あいつには一番痛い目を見てもらわないと。俺の数倍も。…俺の意見に同意できないなら、出てけよ」
出ていかないでいてくれる。
そう思っていたのに、侑李は拳に力を入れ、泣きながら保健室を出ていった。
涼「…お前は、いなくならないよな？」
俺は俯いていたAに言葉を投げる。
俺の問いかけに少し間が開いて、やがて…
貴「私は…涼介の気持ちも、侑李の気持ちも、分かる…今は、どっちとも言えない」
Aは複雑な顔をしながら、そう言った。
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです！応援ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！ (2016年7月12日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです！ 次のお話も頑張ってくださいっ！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます！感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます！それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです！〜second〜でも頑張って下さい！ (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます！ほんとに嬉しいです♪最低でも１日１話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします！(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年6月8日 21時
