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Aside
しばらくしたら、少し良くなったみたいで、さっきより顔色は良くなった。
それでもやっぱり青白いけど。
涼「ん…も、平気…ありがとう」
そう言ってふらっとしながらもなんとか起き上がった涼也。
侑「…で？何があったの？」
涼也を支えながら問いただす侑李。
私もうんうんと頷いて涼也を見る。
涼「えっとね…手帳を見る限り、多分涼雅さんがあの人の偵察に行って、あの人と一緒にいた男の人について調べてって手紙で涼介さんに頼まれて、調べてたら朝になっちゃったんだ…細かいことは僕もよく分からなくて…ごめんね？」
貴「あの、手帳って…？」
私は小さく挙手して聞いた。
侑「…涼介のお母さんについてまとめたものだよ。偵察に行くときはいつもそれに記録してるらしい」
少し悲しそうな顔をしながら、涼也ではなく侑李が答えた。
そっか…
やっぱり、復讐のことをやってたんだな…
予想はついてたけど、やっぱり少し悲しい。
貴「…ちゃ、ちゃんと寝なきゃ駄目じゃーん」
少し重くなった空気を和ませるように、わざと明るく言う。
涼「ごめんね…あ、でもね！分かったこともあるんだよ！今回のは大収穫だったと思うんだ」
そう嬉しそうに話す涼也。
…これが復讐ではないものだったらどんなに楽か。
復讐についてそんなに生き生きと話す涼也を見たのはもちろん初めてで…
その笑顔に隠されたものが復讐心だと思うと…正直、怖い。
そんなことで笑ってほしくない。
そんなことで嬉しそうにしてほしくない。
もっと幸せで楽しいことがあるはずなのに。
貴「…そう」
思わず、少しそっけなく返した。
なぜか面と向かって、やめなよ！って言えない。
それは、今の涼也が普段以上に生き生きとしてるからか。
それとも、これ以上涼也に嫌な思いをさせたくない、好きなように生きてほしいと思っているからか。
あるいは、どちらもか。
それはよく分からないけど、ただ一つ分かるのは…
復讐なんて、止めてほしい。
その思いだけだった。
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楠木りずむ(プロフ) - Waka→涼介☆翔LOVEさん» コメントありがとうございます♪そう言って頂き嬉しいです！応援ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！ (2016年7月12日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Waka→涼介☆翔LOVE(プロフ) - 面白かったです！ 次のお話も頑張ってくださいっ！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: deda5e21bd (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ありやまストロベリーさん» ありがとうございます！感謝感謝です(≧▽≦)頑張ります♪わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2016年6月10日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまストロベリー - 移行おめでとうございます！それと最初の 涼介、涼也、涼雅、山ちゃんカラーもおめでとうです！〜second〜でも頑張って下さい！ (2016年6月9日 23時) (レス) id: 130e94bc60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 涼介大好き♪さん» ありがとうございます！ほんとに嬉しいです♪最低でも１日１話は更新するようにしてるので、これからもよろしくお願いします！(*^^*) (2016年6月9日 18時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年6月8日 21時
