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涼「………っ、いたぃ…………」

慧「……ちょっと見せてくれる？」

涼「ん……」



俺の脅しのような言葉が聞いたのか………山田は素直に、手で隠していた足を見せてきた。





…………って、うわ……





侑「…これ…………」




その足は、足首からかかとの辺りまでが紫色に変色していて。

ぽっこりと分かりやすく腫れた足に、思わず顔を歪める。




慧「ここで転んだの？」

涼「………え、と……」

慧「……それだけじゃない？」

涼「っ、……」




……こいつ………もしかして、今までずっと隠してた………？





大「伊野ちゃん、これ山田のパジャマ」

慧「……ん、ありがと。ちょっと知念そっち支えて」

侑「あ、うん………」





とにかく、早く処置しないと。

このままじゃ…………マジでライブ出させてやれない、かも……






慧「大ちゃん、悪いけど薮起こしてきて？」

大「…分かった…ねぇ、山田、明日大丈夫……？」

慧「………正直、分かんないかな」










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宏「うわ、酷そうだな」

慧「多分夜寝れないから痛み止め欲しいんだよね」

宏「分かった」



お風呂からなんとか上がらせて、山田をリビングのソファに座らせる。

もう隠す必要が無くなったからか、山田はぐすんと鼻を鳴らして涙目になっていた。



改めて見た山田の足はやっぱりかなり状態が悪くて…骨までいってないといいけど……





宏「病院行く？」

慧「うーん……一旦診てからかな」

宏「OK。……ほら、知念も大ちゃんもこっちにいよう？」




明日からリハということもあり、俺と薮も引き継ぎを終えて応急処置のセットは持って帰ってきたけど。

ここのセットだけで足りるかな……レントゲン必要そうだったらまた病院戻らないと。



色々話も聞きたいけど、まずは一旦、触診から……





慧「ちょっと触るね〜…これ、痛い？…………ん、これは？…ここはどう？」

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