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OFF ページ15

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朝6時。

慧「行ってきまぁす」



そして朝9時…5分。

雄「ほら遅れるよ〜っ」

裕「行ってきます!」

大「ま、まって…!!いってきますー!!」




相変わらずのんびりな伊野尾と、大ちゃんの寝坊によって少し遅くなった3人が家を出ると、賑やかだった家の中はかなり落ち着いた。


涼介は冷蔵庫を漁って、「お昼何にするー?」なんてお嫁さんみたいなことを言っている。

なんでもいいって言うと怒るところまで女っぽい………って、それは置いといて。




宏「ちょっと涼介こっちおいで」

涼「え?」



キッチンをうろうろしていた涼介を呼んで、ソファに座らせた。

その前の床に俺は座り、キョトンとしている涼介を見上げるように見つめる。



宏「ちょっとだけ診させて?」

涼「え………ぁ、うん…」




……突然医者モードになった俺に、ちょっと警戒気味みたい。笑


あからさまにテンションが下がった涼介に苦笑しつつ、いつも持ち歩いている聴診器を首からかけ診察を始めた。










.











宏「瞼の裏見せて?………うん、ありがと」



うーん、やっぱり。

案の定、寝不足からか多少貧血気味。
若干目も充血してるし、これは今日一睡もしてないな…?


さっきから何回か、欠伸も噛み締めているように見える。




宏「…なにか今自分で気になることある?」

涼「え、と………ないよ」



ここまで分かってるのに、涼介は何故かそれを隠したいらしく…俺の視線から逃げるように目線を泳がせている。

何のために一緒に住み始めたのさ。笑



そんな涼介の隣に腰をかけ、出来るだけ緊張を解こうと、涼介の頭をふわふわと撫でた。


高校1年生。
去年までは中学生。

思春期真っ只中なはずなのに、ここの子達は皆こうすると気持ちが落ち着くらしい。




宏「今診察して分かったんだけどね、涼介、ちょっと貧血気味みたいなの」

涼「………」

宏「………夜寝れてないの、何か理由があるのかな?」




単刀直入にそう聞くと………ずっと合わなかった視線が、ようやく合って。

涼介は、大きな瞳をもっと大きく広げた。





涼「……気づいてたの…?」

▽→←▽



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楠木りずむ(プロフ) - Mizukiさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(;;)新作でもよろしくお願いします! (2022年12月12日 7時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
Mizuki(プロフ) - 新作おめでとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてます(^-^)楠木さんのペースで更新頑張ってください。応援してます! (2022年12月12日 1時) (レス) @page6 id: e4dddfb1f4 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» こちらこそありがとうございます…!こちらの作品もぜひよろしくお願い致しますー!! (2022年12月11日 22時) (レス) id: e61df9c711 (このIDを非表示/違反報告)
- 新作おめでとうございます!そして、ありがとうございます!りずむさんのペースで更新頑張ってください!応援してます! (2022年12月11日 21時) (レス) @page6 id: c5058b1ba0 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» コメントありがとうございます…!こちらこそいつもありがとうございます!今後もよろしくお願い致します(*^^*) (2022年12月11日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2022年12月11日 21時

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