涼介偏頭痛 ３ ページ19
光side
家について、涼介を慎重にソファに寝かせると、
涼「いっ…たいぃ…グスッ」
涼介は、痛みに顔を歪ませながら涙を流していた。
光「涼介ー、薬飲んだら楽になるからな？泣くともっと辛くなっちゃうよー」
いつもより優しく声をかけ、水と薬を準備。
侑「ねぇ…僕、学校休みたい…」
心配そうに涼介を覗き込みながら、小さく侑李が呟いた。
うーん、どうするべきかな…
少し悩んでいたとき、涼介が必死に手を伸ばして、侑李の服の裾を掴もうとしているのが見えた。
涼介も、一番仲のいい侑李がいてほしいのかも。
光「…分かった。涼介についてやって」
侑「う、うん！ありがとう！」
あ、あとで学校に連絡しなきゃ。
ついでに宏兄にもしておこう。
引き出しから薬をだし、冷蔵庫から水を取り出す。
光「涼介、ちょっとごめんな？」
俺は、涼介の少し開いた口から薬と水を流し込んだ。
早く効いてくれるといいんだけど…
涼「侑李、涼介よろしく。涼介、寝れるなら寝ちゃいなね」
侑「分かったっ」
小声でそう会話して、俺は学校と宏兄に連絡をしにリビングを出た。
涼介side
目が覚めたら、頭の痛みは消えて随分楽になっていた。
光「あ、涼介起きた？体調は？」
涼「もう平気だよ。ありがとう」
隣をみたら、侑李がスースーと寝息をたてていた。
そういえば…侑李、学校休んでくれたんだっけ。
涼「ありがとう、侑李」
ぎゅっ、と侑李の手を握る。
窓を見ると、雨は降っておらず、雲の隙間からチラチラと太陽が顔を覗かせていた。
あれから、光兄がご飯を作ってくれたりして、この日僕の偏頭痛が再び起こることはなかった。
皆も早めに帰ってきてくれた。
学校にいけなくて少し残念だったけど、こんな温かい家族がいるから、寂しいという気持ちはなかった。
涼「ふふふっ」
侑「どうしたの？」
涼「僕って、幸せだなーって思ったの」
ほんとに…僕は幸せ者です。
作者です！
終わりがちょっと変…？かな？
なんか分からなくなってきました笑
次回もリクエストです♪
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楠木りずむ(プロフ) - くりんくりんさん» そういえばそうでしたね！笑 リクエストが多かったんだと思います笑 このシリーズは６まであるので、最後まで楽しんで頂けると嬉しいです♪コメントありがとうございます！ (2016年8月27日 13時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
くりんくりん - 今回は涼介と宏太のパラダイスでしたね！個人的にその2人が好きなので、うれしいです！ (2016年8月27日 11時) (レス) id: c45c4edcfa (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あかりさん» 喜んでいただけたようで良かったです♪ありがとうございました！(*^^*) (2016年6月11日 23時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - リクエストありがとうございました！めっちゃよかったです！ (2016年6月11日 22時) (レス) id: 3324f2c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 純奈さん» そんなそんな！とんでもないです！！でも期待に応えられたみたいで安心しました♪ありがとうございます(о´∀`о) (2016年6月7日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年5月22日 15時
