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裕『それで……そうだな、例文があるとわかりやすいかも。例えば…』
パリンッ
涼『っ!?』
裕『わっ…!』
棚に置いてあった小さめの花瓶が、不安定なところにあった訳でもないのに突然床に落ちた。
大きな音と飛び散る破片に、ビクッと大きく体を跳ねさせた涼介と、声を出して思わず立ち上がる裕翔。
裕『……え?落ちた…?』
涼『……………おちた……』
裕『…あ、怪我してない?大丈夫?ビックリしたね』
涼『うん………』
もちろん怪我をさせる訳にはいかないから、2人からは遠く離れた花瓶だし、飴細工で出来た特殊なものだ。
『大丈夫ですか!?』
裕『あ、あの、なんか勝手に……』
『今片付けますね!』
裕『……………あの、ここって…』
『すぐ終わりますんで!』
音で駆けつけたという設定でスタッフさんが楽屋に入り、飴細工だとバレないうちに花瓶を処理して直ぐに出ていく。
何か言いたげな裕翔も、諦めたようにさっきと同じところに腰掛けた。
大「空、盛り塩のこともあるから怖いだろうね」
雄「ほんとだよね笑」
そうだよな……盛り塩を見た裕翔からしたら、今の現象はもう…そういうことだと思っちゃうよな………笑
涼『………びっくりした…』
裕『……………』
涼『……おれ、トイレ…』
裕『えっ、俺も行く!』
涼『…………なんで?』
宏「ふはっ!」
大「まだ茜からしたら“たまたま”花瓶が落ちたってだけなんだなぁ笑」
雄「霊的なの意識してるの空だけっぽいね笑」
人一倍の怖がりだけど、少し鈍感なところもある涼介。
どうやら、本当にアクシデントで花瓶が落ちただけだと思ってるらしい。
さっきはかなりビックリしていたけど、今はケロってしている。
……ので………ここで、壁にかかっている白い百合の絵画を床に落とす仕掛けを発動することに。
裕『いや……なんでって、なんでだろう……ねぇ?』
涼『……??空、へんだよ?もしかして体調……』
ガタンッ!!
裕『わぁっ!!!!』
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楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» ほんっっっとうにありがとうございます!!そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいし励みになります(*´∀`*)これからもよろしくお願い致します! (2022年1月9日 23時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 光空さん» コメント嬉しいです!最初から最後まで本当にありがとうございますm(*_ _)mこれからもよろしくお願いしますー!!ありがとうございました!! (2022年1月9日 23時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 完結おめでとうございます!りずむさんのお話がほんっっっっとうに大好きなので、今作も大好きですし、次回作も楽しみです!これからも応援してます!頑張ってください! (2022年1月8日 22時) (レス) @page49 id: 159037070c (このIDを非表示/違反報告)
光空(プロフ) - りずむさん!完結おめでとうございます!最初が六月なんて信じられないぐらい毎月楽しませて頂きました!!わたしも茜さんだっいすきです!!!良かったらまた茜さんの可愛いとこが見れたらなと思います!次作も楽しみにしていました!これからも楽しく読ませて頂きます (2022年1月8日 20時) (レス) @page49 id: dc08ee642a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» いつもありがとうございます〜!!楽しんで頂けたようで何よりですm(*_ _)mこれからも頑張ります!本当にありがとうございました! (2022年1月8日 19時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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