＊ ページ21
宏太side
「「ありがとうございましたー！！」」
5人で大きく挨拶をすれば、完成と共に拍手が響いた。
………と、同時に。
視界の端で、秀さんが舞台袖から動き出すのがわかる。
きっと、定点カメラを止めに行ったんだろう。
俺らは、顔を上げて。
フードの下で、顔を見合せた。
ここからは、動画には載らない、俺らだけの時間。
どことなく……パフォーマンス前とは違った緊張を感じる。
礼をした後でも舞台から捌けない俺ら5人に、会場内の全員が、不思議そうにこちらを見ているのが分かった。
宏「……皆…準備はいい？」
大「うん」
裕「OK」
雄「大丈夫」
宏「………茜は？」
涼「…う…….うん、だいじょうぶ…」
きゅっと服の裾を握った涼介の顔は、俯いていて、素顔がより見えづらいけど。
きっと……緊張と不安と恐怖を滲ませたような顔をしているんだろう。
宏「大丈夫。……俺らが付いてる」
涼「…っ、ぅん…」
涼介の小柄な肩に、腕を回した。
他の3人は……既に、フードに手をかけている。
「えっ……！？」
「待って、え！？マジ！？」
ざわめきが増す体育館。
……俺は………………
………頭に乗っていた自分のフードを背中に落とし。
涼介の赤いフードも…優しく、捲った。
「「キャアァァアアア！！！」」
「待って嘘だろ！？」
「信じらんないんだけど！！！！！」
「や、ヤバい……手震えてるっ…」
「薮！？高木！？」
「あれ全員ダンス部じゃん！！」
……うわ…………すげぇ………
クラスメイトたちの騒ぐ声。
先生たちの、驚く姿。
…その瞬間…………俺らが出てきた時より、もっともっと大きくて、激しくて、熱い声が、割れるように響き渡った。
…………ヤバい…普通に嬉しい……
パチリと目が合ったクラスの委員長は確か、Honey Beeの熱狂的なファンで。
号泣しながら俺と高木の名前を呼んでいて、思わずくすりと口角が上がる。
大ちゃんのクラスメイトであろう集団は、持っていたオレンジのものを手に掲げて手を振っていて。
それに、大ちゃんも大きく手を振って応えていた。
…………そして。
涼介と裕翔のクラスメイトたちは…………
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楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» ほんっっっとうにありがとうございます！！そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいし励みになります(*´∀｀*)これからもよろしくお願い致します！ (2022年1月9日 23時) (
レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 光空さん» コメント嬉しいです！最初から最後まで本当にありがとうございますm(*_ _)mこれからもよろしくお願いしますー！！ありがとうございました！！ (2022年1月9日 23時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 完結おめでとうございます！りずむさんのお話がほんっっっっとうに大好きなので、今作も大好きですし、次回作も楽しみです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年1月8日 22時) (レス) @page49 id: 159037070c (このIDを非表示/違反報告)
光空(プロフ) - りずむさん！完結おめでとうございます！最初が六月なんて信じられないぐらい毎月楽しませて頂きました！！わたしも茜さんだっいすきです！！！良かったらまた茜さんの可愛いとこが見れたらなと思います！次作も楽しみにしていました！これからも楽しく読ませて頂きます (2022年1月8日 20時) (レス) @page49 id: dc08ee642a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» いつもありがとうございます〜！！楽しんで頂けたようで何よりですm(*_ _)mこれからも頑張ります！本当にありがとうございました！ (2022年1月8日 19時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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