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涼介side
裕「ほらっ、涼介くぅん？泣かないよぉ〜」
…楽屋代わりの空き教室に、1歩入った途端。
目頭がじわりと熱くなり、ポロポロと零れた。
いち早く裕翔に気付かれ、パーカーの袖で目を拭うけど…ただ、袖を濡らすだけ。
止まらないんだから、仕方ないじゃん……
大「裕翔それ何キャラだよ笑」
雄「いやぁでも俺も結構きてたわ！」
宏「ははっ、ほんとにね。こんな上手くいくなんて」
……だって。
今日皆は、今までクラスで明るくすごしていた俺の、紅白で明かした過去のことだって知ってるはずなんだ。
それを知られて、今まで無視や暴力だって受けてきた。
普通じゃない過去を、持っているから。
…………それなのに…………
涼「…っ、ぅ……〜っ……」
裕「号泣笑 可愛い笑」
怖かったはずの反応は、良い意味で裏切ってくれて。
想像してたものとは180度違うものだった。
雄「ティッシュ使いな山田笑」
宏「こりゃ締めコメ撮れないな笑」
秀「おつかれさ…………え、なんで泣いてんのこれ」
大「感動泣き」
止めようとしても、零れる涙は止まらない。
………今更、だけど。
わがままだけど。
ここから離れたくない、なんて、思ってしまうんだ。
大「良かったねぇ山田」
裕「誇りなんだってよ俺ら」
雄「照れくさいけどね笑」
涼「ん………っ、とまった……」
宏「全然涙出てますけど涼介さん笑」
こんなに泣いちゃうなんて、恥ずかしくて。
涙で濡れた顔にティッシュを押し付けるようにして、隠しながら涙を拭き取る。
……誇り、か……
俺なんかが、誰かの、そんな存在になれるなんて。
……夢みたいだ。
秀「大丈夫？笑」
涼「ぅん…」
大「まあフードで顔隠れるし、締めだけ撮っちゃお」
雄「そうだな」
そんな俺が、ずっとめそめそしてる訳にもいないから。
後ろばっかり振り向いて。
取り憑かれたように、気にして。
情けない姿を、ずっと見せ続ける訳にはいかないから。
秀「カメラ回すよ」
裕「はぁい」
宏「はい、皆並んで」
ぐっと歯を食いしばるようにして、未だに零れ落ちそうな涙を堪えて。
俺はフードの隙間から…まっすぐに、カメラを見据えた。
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楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» ほんっっっとうにありがとうございます！！そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいし励みになります(*´∀｀*)これからもよろしくお願い致します！ (2022年1月9日 23時) (
レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 光空さん» コメント嬉しいです！最初から最後まで本当にありがとうございますm(*_ _)mこれからもよろしくお願いしますー！！ありがとうございました！！ (2022年1月9日 23時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 完結おめでとうございます！りずむさんのお話がほんっっっっとうに大好きなので、今作も大好きですし、次回作も楽しみです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年1月8日 22時) (レス) @page49 id: 159037070c (このIDを非表示/違反報告)
光空(プロフ) - りずむさん！完結おめでとうございます！最初が六月なんて信じられないぐらい毎月楽しませて頂きました！！わたしも茜さんだっいすきです！！！良かったらまた茜さんの可愛いとこが見れたらなと思います！次作も楽しみにしていました！これからも楽しく読ませて頂きます (2022年1月8日 20時) (レス) @page49 id: dc08ee642a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» いつもありがとうございます〜！！楽しんで頂けたようで何よりですm(*_ _)mこれからも頑張ります！本当にありがとうございました！ (2022年1月8日 19時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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