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ページ36

宏太side



宏「…え」




『今どこいる?』と送った秀さんからの返事は、『今から涼介くんに会えない?』という、全く質問の返事にならない文だった。




光「どした?」

宏「あ………皆が、涼介に会いたい、って…」

涼「へ……っ…」



ぴく、と震えた涼介の肩。

光さんに巻きついていた体をさらに縮こませ、怯えるように俺を見つめる。



……そう、だよね。

怖いよね……




光「………大丈夫。……きっと、涼介を守ってくれるんだよ」

涼「っでも……こわ、」

光「涼介だってそう思って、皆に話したんでしょう…?」






涼「っ…………ひか、もっ…」

光「うん、ヒカもいるから。……薮くんも。そんな不安そうな顔しないの」

宏「あっ………すみません…」




優しい笑み…というよりは、ニカッと輝くような笑顔を向けてくれる光さん。


涼介がまた、怖がってしまったらどうしよう。

俺がHoney Beeに誘ってしまったばっかりに、こんなことになって……




そう思っていたのを、光さんはもう既に分かっているようだった。







『大丈夫です。まだ車にいます』






……俺は、それだけ送って。


2人と共に、車内で4人を待った。









.









宏「……きた」



こちらに向かって走ってくる人影に、思わずそう呟いた。


がちゃんと音がして車体が揺れ、車のドアが開けられる。





大「あ……え?」



光「あぁ…涼介のとこの施設長の八乙女です。いつもお世話になってます」

秀「こちらこそ。Honey Beeのマネージャーをしております、青山です」





とりあえず、と車内に4人が乗り込み、車はそこそこぎゅうぎゅうの状態になった。

けどその分、俺と光さんに挟まれる涼介は、なんとなくさっきよりも体の力が抜けているような気がする。

………手は、相変わらずぎゅっと握られているけど。






秀「…………涼介くん」


涼「っ………」


秀「……全部話してくれて、ありがとう」





涼介はその言葉に、目を合わせずにふるふると首を横に振る。

俯いていて顔は見えない。
その表情は、俺からは読めなかった。

*→←*



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楠木りずむ(プロフ) - おいもさん» 遅くなりました!ありがとうございます( *´艸`)クールですかね!?確かにシリアス要素はここのところ多かったかもしれないです笑 これからもよろしくお願いします!m(_ _)m (2021年9月30日 8時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
おいも - 移行おめでとうございます!なんか他の作品とは違うクールな?JUMPの小説が読めてワクワクしています!更新、頑張って下さい! (2021年9月26日 11時) (レス) @page33 id: 6132dfa9c7 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» 舞さんありがとうございます!秀さん、実は度々別のお話にも出てます…( *´艸`)気づいてくれて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月7日 9時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
- 移行おめでとうございます!いきなりなんですけど、青山秀さんって、「マネージャーの、山田です。」の、あの秀さんですよね!?名前を見て思わず飛び上がってしまいました!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2021年9月6日 23時) (レス) id: 79e1dd5dee (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです……これからも頑張ります!ありがとうございます(*´▽`人) (2021年9月6日 20時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2021年9月6日 18時

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