Parallel World

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宏「…ということで、お祓いも無事済ませましたけど」

慧「はい、終わりましたね」



……学校から離れた、小さな公園。


これ以上の撮影は危険と判断し、俺らはしっかりお祓いをして。

締めの挨拶だけを撮影することになった。



涼介なんかはもう疲れきっていて……俺らの間で、小さくなりながら相槌を打っている。




慧「……山田もね、頑張ったもんね？」

涼「………もう、マジで………こわかった…」

宏「そうだよねぇ…写真は撮れなかったけどあの学校の現状とかはね、ちゃんと伝えられたよ涼介のおかげで」

慧「そうだね。今日は3人でお泊まりしようね笑」

涼「ん……」



もうひとりじゃおれ、ねれない…

と小さく零す涼介は、お祓いをしたはずなのに既に泣きそうで。笑




まぁでも……無事帰れそうでひと安心、だな。



きっともうこれから、涼介が心霊のお仕事をOKすることはないだろうな、なんて。

そう思いながら、長かった夜の撮影は……ようやく幕を閉じた。






心霊ロケ Fin.




(病系要素がちょっと薄い………
ですが、あまりにも見たくなってしまったので自分の欲を消化させて頂きました！！！すみません！！！！
多分この後この3人は暫く一緒に暮らします笑
心霊ロケ、心霊ドッキリ、とにかく心霊系のお仕事を山田さんにぜひやって頂きたい所存です…←)

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