Parallel World

ジャにのちゃんねるの夏 ページ31

風磨side



涼「あっつ……俺言ったじゃないすか、キャンプきちぃって！」



車から降りて早々、そう零した山田くん。

言葉とは裏腹に、いつもよりテンションが高そうでとても分かりやすい。



和「いやほら皆もっかい見たいって言ってくれたから笑」

風「テント1から立てるわけじゃないんだからいいじゃないすか」

涼「……むぅ………まぁそうかぁ…」



折れるんだ。笑




………ジャにのちゃんねるの夏。

今年は24時間テレビもあるから行けないかなと思ったけど、なんとか時間も取れて4人でキャンプ場に来ることが出来た。

とは言っても、今回はテントではなく、コテージを借りることになったんだけども。



雄「あ、おはようございます」



今日お世話になるコテージの管理者の方にもご挨拶して、荷物を置いて。

コテージはあるといえど、やはり動画のためにも、外で遊ぶことに。



風「俺おもちゃいっぱい持ってるんすよ今日」

雄「小学生かよ笑」

涼「ええー楽しそうっ」

和「意外と乗り気だからこの人も」



あ、またこれ三男四男ってテロップ入れられるな。
俺より山田くんの方が四男っぽいと思うんだけど。


そんなことを思いつつ……ミニテニス、パターゴルフ、縄跳び、ボール、などなど。
小学生が喜びそうな玩具を見て目をキラキラさせている山田くんを、手持ちのスマホカメラで映した。




…うわぁ、分かりやすく嬉しそう…………良かった持ってきて…笑



風「……JUMP兄さん、こういうの好きそうっすもんね」



なんて自分で言いながら、8人で楽しそうに遊んでいる様子が超簡単に想像出来てしまって、思わず笑ってしまった。

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