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ページ44

大貴side



侑「チーム脱退を考えてた!?」

圭「う、うん……だって…」

侑「はぁーっありえない、馬鹿じゃないの?」



………朝……あんなことがあったばかりなのに、少しスッキリした顔で何故か薮くんとリビングに現れた圭人。


かと思えば、朝ご飯を食べ始めて数分……衝撃的なことをカミングアウト。



思わず俺も食べる手を止め、口をあんぐりと開ける。




脱退?だっ、たい??ダッタイ???




圭「だ、大ちゃん…?大ちゃーん…?」

大「はっ、はいっ!え!?」

宏「あ、戻ってきた」




え、なんで皆そんな落ち着いてんの!?

メンバーの脱退だぞっ!!



裕「大ちゃん、話聞いてなかったでしょ」

大「へ?」




光「薮が説得したらしいから安心しろって。もうその気はないってよ」

雄「もっとも、あったとしてもそんなことさせねぇけどな」



あ………そうなの?


ほっ…と、思わず胸をなで下ろす。

なんだ、そうだったのか。

まぁ、そうだよな。うんうん。
高木の言う通り、どんな理由でも辞めさせる気はないしな。



圭「なんか色々……迷惑かけて、ごめんね」

大「迷惑なんて思ってる奴いないって」

宏「ん、そうだよ。……それより、心の整理は着いてる?その……お母さんのこととかさ。しんどかったらしばらく任務休んでもいいけど」

圭「ううん。任務はやらせて?…そりゃ辛いけど………俺がやらなきゃって思うんだ」




そう言った圭人の目は、少し腫れていたけど、今までよりも力強くて。

みんながその顔を見て、自然と口角を上げる。




たった1人信じてた家族に裏切られ、殺され……って、かなりしんどいと思うけど。

こんなにいるんだもん。

みんなで分け合えば、少しは負担も減るはずだ。




侑「脱退なんて馬鹿な事考えないでよ。JUMPには圭人以外にゴリラ並みのパワータイプいないんだから」

圭「えへへっ、そうかなぁ」

裕「褒めてないと思うよ」




まだ少しぎこちないけど笑った圭人に、優しい空気が流れる食卓。

それはいつも通り……いや、いつもよりも和やかで。




…………でも。

これで全てが解決した訳じゃないんだ。








大「…………あと、ふたりだね」






そう。


俺らとあの兄弟の間には………依然として、溝がある。

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楠木りずむ(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます!移行準備遅くなってすみません…!頑張ります!m(*_ _)m (2020年11月15日 17時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
海音 - とても面白いお話です!続き楽しみにしてるので更新頑張ってください(*^^*) (2020年11月15日 13時) (レス) id: a7cc2a3a5f (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - mnochimobileさん» ありがとうございます…!頑張ります!(・∀・) (2020年10月23日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
mnochimobile(プロフ) - いつも楽しみにしてます!がんばってください! (2020年10月23日 20時) (レス) id: 060ea68475 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Siroさん» 頑張ります!ありがとうございます〜!!(*´∀`*) (2020年10月3日 22時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2020年10月3日 12時

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