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圭人side
………ゆっくり、俺は顔を上げた。
こちらを睨みつけるように、山田くんは眉間に皺を寄せていて。
一瞬、言ってる言葉が理解出来なかった。
……なに、言ってるの？
涼「聞こえなかったのか？……縁を切れと言っている」
大「ちょ、山田……！」
涼「黙れ、お前に話してない」
縁を？………切る？
母さんと………？
圭「……………いやだ……」
侑「…圭人………」
圭「……嫌だよ……嫌に決まってるじゃん…！」
………自分勝手なことなんて、分かってた。
信じて欲しいと頼んでおきながら、信じない人に対して怒りが湧くなんて。
山田くんが正しいのかもしれない。
それでも、分かって欲しいんだ、母さんのこと。
本当に本当に、信頼出来る人だから。
…………たった1人の、家族だから。
圭「っいやだよ！俺には君みたいに兄弟とかいないし…！父さんは病気で死んじゃって……っ俺の、唯一の家族だ！」
涼「それがなんだ。だから信じてください、はい分かりましたって信じられるとでも？」
圭「っ、さっきも言ったけど母さんは、ウイルス生成を止める説得をしてる！みんなの平和を願ってる！」
涼「そんなの子供に自分をよく見せようとしてついてる嘘に決まってんだろ」
圭「っ、なんでそういうこというのっ…！？なんでそんな考え方しか出来ないの！」
涼「信用ならねぇからだ。JUMPの情報が盗まれでもしたらどうなる？お前責任取れんのかよ」
圭「母さんはそんな事しない！！」
涼「根拠もねぇくせに何言ってる」
圭「根拠なんてなくたって分かる！母さんはそんな人じゃない！！」
思わず、叫ぶようにそう言う俺。
感情が高ぶって、なんだか視界が歪んだ。
こんなことで泣きそうになる自分が情けない。
………山田くんだけじゃないかもしれない。
全員が、母さんと縁を切れと願っているかもしれない。
その答えを聞くのが怖くて。
宏「っ圭人！！」
俺は、みんなのいるリビングから飛び出した。
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楠木りずむ(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！移行準備遅くなってすみません…！頑張ります！m(*_ _)m (2020年11月15日 17時) (
レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
海音 - とても面白いお話です！続き楽しみにしてるので更新頑張ってください(*^^*) (2020年11月15日 13時) (レス) id: a7cc2a3a5f (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - mnochimobileさん» ありがとうございます…！頑張ります！(・∀・) (2020年10月23日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
mnochimobile(プロフ) - いつも楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年10月23日 20時) (レス) id: 060ea68475 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Siroさん» 頑張ります！ありがとうございます〜！！(*´∀｀*) (2020年10月3日 22時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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