JUMP家 〜病系３〜

涼介インフルエンザ ３ ページ6

宏太side


数日がたち、入院してから１週間。

今日は皆がお見舞いに来ることになっていた。

さっき電話がきたから、そろそろ来ると思うけど。

涼「ゲホッ…早く来ないかなぁ♪」

たまに咳き込みながら呟く涼介。

相当嬉しいようで、いつもよりニコニコしている。

うん、可愛い。

兄ちゃん、その笑顔に弱いよ。

ガラッ

ドアが開いたと思ったら、皆が来ていた。

大「涼介ーーー！！」

雄「シッ！ここ病院！」

大「あっ…」

圭「涼介ぇ…」

裕「うわっ、圭人泣いてる！」

慧「涼介ー、ちゃんと白米食べてるー？？お見舞いにお米持ってきたぁ！」

侑「なんでお米？？」

光「お前らうるせー！」

まるで病院にいるとは思えないほど騒がしい皆に、

涼「ふふっ」

と涼介は笑った。

涼「この感じ、好きだなぁ…」

そう呟く涼介に、皆が笑った。

裕「久々の涼介、かわいーー！」

雄「１週間ぶりに癒されたーー」

ふふっと笑う涼介に、皆メロメロだった。

ゲホッとたまに咳き込むと、侑李とかは必要以上に心配してて、その度に涼介は苦笑いしてた。

大貴とかは、涼介を元気付けようとしているのかめちゃくちゃ騒いで、何回も看護師さんに怒られてた。

気づけばわちゃわちゃした時間は何時間も経っていて、皆は帰っていった。



そうして、入院を２週間して、涼介は退院した。

家に帰るとすっかり元気で、皆と仲良く過ごしていた。

俺は心の底から安心して、その様子を微笑ましく見ていた。



作者です！
いかがでしょうか？？
インフルエンザが重症化して入院、というリクエストだったのですが、調べてみるとインフルエンザは発症してすぐに重症化する訳ではないらしく、肺炎も患わせてしまいました汗
まだまだ書き続けますので、よろしくお願いします！

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