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涼介side



先生が言っていた通り、朝になれば開いた扉。

圭人さんと手を繋いで、急いで病院に向かった。



本当は走りたかったけど……裕翔先生から俺のことを聞いていたらしい圭人さんは、俺が心臓が悪いことを知ってたんだ。


復讐のことを知っていた圭人さん。

兄が安全も分からないのに、俺の体のことを考えるなんて……………この兄弟は、あまりにも優しすぎる。









病院には、たくさんの警察官がいて。
パトカーも何台か止まってて………その中のひとつに、薮さんが見えた。




…………いた。





涼「大ちゃんっ!!」





直感でこの中に大ちゃんがいると思った俺は、思わず圭人さんの手を振り切って……パトカーの元に走り出す。




大「涼介……!」

涼「大ちゃんっ…………っ薮さん、あの、大ちゃんは違うんですっ、大ちゃんは…!」



宏「………全く…2人は本当にそっくりだな」



……………え?


思っていたよりも穏やかな声に……思わずキョトンとしてしまった。

大ちゃんを見れば、少し疲れて表情はしてるものの……少しだけ、笑っていて。



大「……ちゃんと調べりゃ、すぐ犯人じゃないって分かるだろうってさ。だから安心しろよ」

涼「……ほんと………?」





捜査は任せろよ、と頭を撫でてくる薮さんに…………ほっと息をつく。



良かった……



きっと、薮さんなら潔白を証明してくれるはず。


体の力が抜けて………思わず、その場に座り込んでしまう俺。




大「っおい…!」

宏「大丈夫か……!?」

涼「っ、はい………安心しただけです…」




きっと捜査が進めば、事件の真相はすぐに見えてくるはず。

すぐ、警察が解決してくれるだろう。






だとしたら、問題は………………






涼「……裕翔先生は……どうなるんですかね……」

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しょりれん - 完成度が半端なくてびっくりしました! (2021年11月25日 20時) (レス) @page50 id: 103108e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
海音 - この話とても面白くて度々読み返しに来てます!りずむさんの作品全て好きです!新作の更新も頑張ってください!楽しみにしてます^^* (2020年11月17日 23時) (レス) id: f3a5bd6aac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - すごいですね!これからも他の作品で頑張ってください!!! (2020年8月20日 7時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - いろはすさん» コメントありがとうございます!そのとおりです〜!お名前だけお借りしました笑 (2020年5月20日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 女の子の名前は古畑中学生ですね!!どこかで聞いたことあるなと思ってました笑 (2020年5月20日 18時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2020年2月22日 19時

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