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慧side
ふたりでウサギを焼いて、採ってきた山菜なんかも火に通して。
俺の家族の話を聞いたリョースケはだいぶ心を許してくれたみたいで、さっきみたいな鋭い視線が向けられることは少なくなった。
慧「リョースケ、泊まるところある？無かったらここで生活しない？……興味あるなら政府について、色々教えてあげるよ」
リ「っ……………ここに、いる」
慧「おっけーい」
まだ、リョースケのことはあまり教えてもらってない。
リョースケの口から直接、政府を殺したいって聞いたわけでもない。
けど……やっぱりこの反応は、間違いないみたいだ。
布団ふたつ、用意しておかなきゃなぁ……
翌朝。
慧「リョースケー？行くよー」
玄関で呼び掛けた俺に、ついてくるリョースケ。
今日はまず最初に、古くからの友人が営んでいるカフェに向かう。
そこで優雅に朝ごはんを食べるのが、俺の習慣になっていた。
………もっとも、ただ食料がないからたかってるだけなんだけど。
歩いて数分。
木製の小さなカフェの、少し動かしづらい扉を押せば……チリンチリンという軽い鈴の音が、店内に響き渡った。
「いらっしゃ……あ、伊野ちゃんおはよ！」
慧「おはよう、大ちゃん」
丸い目に、ふわふわの髪。
幼い顔立ちは、本当に店主なのか疑っちゃうくらいに童顔で。
そんな彼の明るいキャラクターにお客さんが魅せられ、意外と繁盛しているらしい。
大「………その人は？」
………キョトンとした顔で首を傾げる大ちゃんは、正直中学生にしか見えないけども。
慧「………気が合った俺の仲間、かな。……サンドイッチとコーヒーふたつずつ」
大「ふーん………はいよ。すぐ作るから適当に座ってて」
朝っぱらから来る人は流石に限られてて、かなり空席のある店内。
キッチンに走っていく大ちゃんを尻目に、俺たちは窓際の席に座った。
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のん(プロフ) - 主様は天才ですか？！最高でした。涙が止まりませんでした (2022年8月26日 0時) (
レス) @page48 id: da36f43a6d (このIDを非表示/違反報告)
白米小悪魔(プロフ) - 涼介が亡くなったところからずーっと涙が止まらず、最後まで読みました！やばかったです！ティッシュ必須です！ (2021年12月3日 21時) (レス) @page48 id: 9c9b1da7b7 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - やまたかLOVEさん» あけましておめでとうございます！！ありがとうございます〜！ (2020年1月1日 23時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - あけましておめでとうございます！良いお年をお迎えください(*ﾟ▽ﾟ*) (2020年1月1日 0時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 名無し54757号さん» 嬉しいです……！！読んで頂きありがとうございました！！m(_ _)m (2019年12月26日 7時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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