狙い ページ32
宏太side
宏「っ！！」
侑李の声に、そちらを向けば……さっきまで立っていた侑李は、地面に倒れていた。
撃たれたのは………多分、足。
侑「いっ…はぁ……！」
その足からは、だらだらと血が流れている。
…………信じられなかった。
侑李に銃口を向けていたのは…………紛れもない、涼介だったから。
青「涼介くん！？」
涼「っ………」
……鋭い目付きの、涼介。
その目線の先には………俺。
す「…あらやだ……………………っははは！！素晴らしい裏切りだわ…！！さすが私の子ね！！」
愉快そうな女の笑い声のなか、再びなった銃声。
その直後、足に鋭い痛みが走って。
宏「あ"……っ！！」
立つことができなくなって、俺もその場に踞った。
マジかよ……！このままじゃ、動けない……！！
青「やめろ涼介くん！！」
パァン！パァン！！
続けて、2発。また1発。
光に裕翔、伊野尾が……俺らと同じように、地面に倒れる。
そこまで…………………ハッとした。
ようやく、気付いた。
………涼介は…………足にしか、撃ってない。
致命傷は1発も当てていない…！
さっきまで、俺らが殺し屋ふたりの周りに立たされ、壁になっていたせいで警察は攻撃できなかった。
涼介はその壁を……壊しているんだ。
それに、こうなればもう………地下室にもいけない。
足の動かない人質は、単なるお荷物と化す。
涼介の狙いは…………それだ。
す「涼介っ……おい、涼介！なんのつもりよ…心臓に当てなさいよ心臓に！！あんだけ鍛えさせてやったでしょ…！？」
……女も、涼介の狙いに気付いたようで。
さっきとは一変、怒鳴るようにそう叫んだ。
涼「青木さん！」
青「っ、突入！！」
構わず、俺たちの足を狙い続けた涼介。
警察も、ようやく動き出す。
す「っクソ！桐沢！」
桐「っ殺るぞ！」
…………激しい、銃撃戦。
その間に、警察の人たちが俺たちを、ビルの外に連れ出してくれた。
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楠木りずむ(プロフ) - 柑橘類。さん» 嬉しいです……！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで感謝です！ありがとうございました！m(_ _)m (2019年11月10日 9時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘類。 - 初コメ失礼します。今更ながらではありますが、完結おめでとうございます！輝希の皆の温かさや、幼い山田くんの苦悩と決意に泣かされました…どの小説よりも大好きな作品です。書いてくださりありがとうございました！ (2019年11月9日 17時) (レス) id: 8dd377e6cf (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» こちらこそ読んでいただき感謝しかないです！ありがとうございます！！！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 眼鏡っ子さん» ありがとうございます♪実は掛け持ちをしておりますので、ぜひそちらも覗いてくださいな…(しれっと)ありがとうございました！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - かのさん» 嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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