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バタバタ ページ30

裕翔side



宏「涼介!!」

……そんな声が聞こえて、何事かとお風呂場から顔を出した。

見ると…キッチンの方で、涼介が横になっていて。

もしかして、発作……?


裕「大ちゃん…」

大「あぁ裕翔…………あ、そうだ裕翔。お前、涼介の看病できるか?」

裕「えっ……」


俺でいいの…?

そう思ったけど……改めてみると、外出する格好の大ちゃんと薮ちゃん。

大ちゃんは、少し困ったように俺の顔を覗きこんでいて。


裕「どっか行くの?」

大「実はな、侑が警察に補導されてるらしくて……俺と薮くんで迎えにいかないとなんだ。高木にはご飯を任せたいからさ…」


…そういうことか……
侑が、ってことは…人格が変わって、それで警察に……?


宏「……悪い、伊野尾からだ。もしもし」

雄「俺涼介和室に運んじゃうね」

宏「あぁ…………え、圭人がパニックに……!?」


今度は圭人か………と呟く大ちゃんは、心配と困惑を混ぜたような表情をしていて。

もちろんそんななかで、なにもしないなんて……俺も嫌だから。


裕「分かった、俺、涼介みてるよ」


そう言えば、大ちゃんはほんのすこしだけ、安心したように笑った。



薮ちゃんが伊野ちゃんと圭人のところへ、そして大ちゃんが…心配だけど、ひとりで警察署へ。

雄也がやりかけだったご飯を作りはじめて……俺は和室で涼介を診ることに。

ヒカがいないときに、こんなことになっちゃうなんて………


涼「ん……うぅ………っはぁ…」

裕「吐き気は…まだ大丈夫そうかな?……辛いね…」


看病と言っても、出来ることは少なくて。

水やタオル、桶を持ってきて、少しでも目眩が軽減するように工夫するしかない。

眉間に皺を寄せて唸る涼介の目尻からは涙が溢れて、それを拭いてやることしか出来なかった。

…涼介も………他の皆も、早く落ち着けばいいんだけどな……

障害児…?→←不在の時に



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かの(プロフ) - 楠木りずむさん» ほんと、そうですよね〜 (2019年10月5日 18時) (レス) id: a1c36b0d98 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - かのさん» 不謹慎だけど!申し訳ないけど!やっぱり病系っていいですよね!!笑 (2019年10月3日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はるさん» 仲間がいて嬉しいです(*´∀`)倒れ方プロですよね(は)本当に上手すぎますよね!! (2019年10月3日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 私も、不謹慎ながら病系が好きです!(結構重めの) (2019年10月3日 19時) (レス) id: a1c36b0d98 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 私も不謹慎ですが病系好きです。セミオが倒れるときあーセミオー!って感じでした。山田さんの顔の表現力尊敬します (2019年10月3日 18時) (レス) id: 6c02acd669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2019年8月26日 17時

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