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涼介side
雄「涼介様!ただいま連れて参りました!」
光「遅くなって申し訳ありません!」
慧「うわぁ〜……エグい数…」
圭「俺っ…良い薬草たくさん持ってきてるんで!皆さん無理しないで!」
蛇の発言の衝撃に、一瞬頭が真っ白になったとき。
タイミングが良いのか悪いのか…皆が勢揃いした。
そうだ……もしかしたら、伊野尾先生の事を言ってるのかもしれない。
向こうはきっとまだ、伊野尾先生がこっちの味方だってことを知らないはずだから…
涼「…裏切り者って、伊野尾慧のことかな?残念だったな…彼はこっちで、母さんたちが生きてた頃雇ってたんだ」
「はははっ!!ひとりとは限らないぞ?」
涼「……っ……」
「伊野尾慧、ねぇ……確かにソイツをスパイとしてそっちに送り込んだ。けど…滅多に組織に戻ってこない、戻ってきても情報を何も得ていない、そんなやつをずっと信用し続けると思うか?」
伊野尾先生の正体、気付いてやがったのか…!
………ってことは…裏切り者は、別の人……
慧「あらっ、気付かれてたの?…バカだと思ってたけど意外と冴えてるんだね」
「てめぇ…喧嘩売ってんのか」
慧「裏切ってる時点で喧嘩は売ってるに決まってんじゃーん」
そばで繰り広げられる、伊野尾先生たちの会話が頭に入ってこない。
………雄也は小さいときから執事として側にいてくれていた。
父さんたちが死んだとき、泣いている俺にひたすらついてくれたのも彼。
ヒカはいつも、何故か俺が疲れているときが分かる。敏感に感じ取って、俺にあった紅茶やケーキを持ってきてくれるんだ。
…俺を、すごく良く見てくれていた。
伊野尾先生も最初は怪しかったけど、全ては蛇を倒すための行動だった。
本格的に蛇が動き出したとき、教えてくれたのも伊野尾先生だ。
圭人は普段オドオドしてるけど、薬の専門知識は半端じゃなくて。
頼りになる上話しやすくて、俺が絶大な信頼を寄せている一人。
裕翔は小さい頃から兄弟のように共に育ってきた。言い方を変えれば、蛇の奴らなんかより、俺の方が監視下に置いてるに近い。
裕翔のことなら……俺はなんでも分かる自信がある。
大ちゃんにはこの前初めてあったのに、すぐに距離が近くなった友人の一人。この戦いに参加していないし、実習も得意ではないようだったから…俺が魔法を教えることもあったくらい。
………この中に……ほんとに裏切り者がいるっていうの…?
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楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» 嬉しいです!!こちらこそ最高のコメント、ありがとうございます……!これからもよろしくお願いします…!笑 (2019年6月15日 19時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 楠木りずむさん» 完結おめでとうございますっ!!コメントしてませんでしたが、毎回更新されるたびに見てましたよ!!本当に最高な作品ありがとうございました!!! (2019年6月13日 18時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - NMダイキング担さん» こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございます!!そう言って頂けて安心しました…!またよろしくお願いします(*^^*) (2019年6月13日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 完結ありがとうございます!!最後まで楽しませていただきました!面白かったです!!! (2019年6月13日 12時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 祐莉さん» いえいえです!鋭くてビックリです!笑 こちらこそ本当ありがとうございます!答えられる範囲で答えますのでこれからもよろしくですm(*_ _)m (2019年6月6日 12時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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