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圭人side
秀「山田はぁ!!」
大「……どしたの秀くん…山田ならさっき飲み物買いに行ったけど」
突然の大声に、びくんと反応した大ちゃんがそう答えた。
……珍しい、こんな秀くん。
秀「……おい圭人」
圭「へっ!?」
山ちゃん、なんかやらかしたのかなぁ…そう他人事のように考えていたから、突然の名指しにビビる俺。
え、え、なんかしたっけ……!
………あ。もしかして…
圭「あの……昨日の目撃情報のことですか……」
少しビクビクしながらそう言えば、秀くんははぁーと長いため息。
どうやら当たりみたいだ……
秀「……別に圭人を怒るつもりはないよ。マネージャーと言えど、プライベートには口を突っ込む権利はないし……まぁ、恋愛事情は突っ込ませてもらうけど」
圭「ほ、ほう……」
秀「……だけどな」
……タイミングよく、かちゃっと開いた楽屋の扉。
そこには、撮影を終えたらしい薮くんと裕翔、雄也と共に……両手に飲み物を抱える、山ちゃんの姿があって。
涼「あ、秀さんお疲れさ…まっ…!?」
秀「コイツは!訳が!違うの!」
爽やかな笑顔を向けた山ちゃんの首根っこを掴んで、秀くんは目をつり上げた。
秀「お前の仕事は何!」
涼「えっと……スケジュール管理とか……」
秀「あとは?」
涼「……タレントの世話役、とか………」
秀「そうだよな?タレントの管理しないとだよな?で?した結果?お前が原因でプライベート筒抜けになりましたって??」
涼「………しょうがないじゃないすか…生まれつき目立つ顔なんだし…」
秀「だからちょっとは配慮するんだよ!一般人だからって気を抜きすぎだ!」
………なんか、ごめんね山ちゃん……
ぷんすか怒っている秀くんの前で、しょぼんと正座をする山ちゃんに、心のなかでそう謝る。
大「山田も俺らスターと同じように、変装しなきゃだなぁ!マスクでも帽子でもなんでも貸すぞぉ??」
涼「……うるさい!大ちゃんの顔に生まれたかった!」
大「おいお前遠回しに俺のことブスって言ったろおい」
侑「からかうからだよ大貴」
マネージャーとはいえ一般人の自由を奪っちゃうのは心苦しいけど……これでバレないなら、いいの、かな…?
翌日。
また、撮影の合間に懲りずにカフェに向かう俺と山ちゃん。
涼「…あ!また秀さんに怒られちゃう!」
そう言って取り出したのは、黒のサングラスで。
………山ちゃん………オーラ、際立ってるよ………
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楠木りずむ(プロフ) - R.Y.⇔A.M.さん» Twitterの方まで読んでくれてありがとうございます……♪長々とむしろ嬉しいです!!感謝しかないです!!( ;∀;)これからも楽しませられるように頑張りますのでよろしくお願いします…! (2019年7月14日 19時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
R.Y.⇔A.M.(プロフ) - 楠木りずむさん» Twitterのみっちーとのお話もなんかほんとにあったら(ほっこりできないですけど笑)あんな感じだろうなぁって微笑ましかったです裕翔くんsideで終わるのも(*´∇`*)長々とすみませんとにかくいつも楽しませて頂いてます!! (2019年7月13日 21時) (レス) id: 4fb7d0def9 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - R.Y.⇔A.M.さん» 嬉しいです!!そうなんです、ハッピーエンド主義者です笑 これからも病系色々入れていきたいと思ってるので、楽しんでくれると嬉しいです!(*´ω`*)コメントありがとうございます! (2019年7月12日 9時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
R.Y.⇔A.M.(プロフ) - ついにぶつかったゆとやま…止めようとする圭人がもう…!りずむさんの最後は仲が深まるあたたかいお話、フィクションでもとりあえず元気でいて欲しいけどフィクションの病系に萌える私はいつも更新楽しみにしてます!!お忙しいとは思いますが更新頑張って下さい!! (2019年7月12日 0時) (レス) id: 4fb7d0def9 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ゆうかさん!コメントありがとうございます!嬉しいです(*´ω`*)質問箱、通知は見ました!まだ開いてないけど!(遅)あとでお返事させていただきます♪頑張ります〜! (2019年7月4日 19時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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