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涼介side
どうする、どうすればいい。
ぶわっと汗が吹き出す感覚がして、手の甲でそれを拭った。
園「あのっ……大丈夫ですか……？体調悪いですか？」
涼「…っ、あ、えと」
……思ったように言葉が出てこなくて、ふるふると首を振ることしかできなくて。
震える手を隠すようにしながら、ソファに腰かけた。
…もう、逃げられない。
断ればいいのに、そんな思いに駆られてしまって。
園「ちょっと失礼しますね」
俯いていた顔を上へ向かされ……園村さんの手が、俺の顔へ、徐々に、近づいていった。
…………パシッ…！！
園「いっ……！」
……乾いた音がした。
そしてその直後顔を歪ませて、俺の顔に近づけていた手を引っ込める園村さん。
その手は、じんわりと赤くなっていて。
……叩いたのは、紛れもなく…俺だった。
涼「っ、あ………ごめ、なさっ」
園「山田さんっ…？」
なんだかもう、よく分かんなくなっちゃって。
園村さんは、あの人とは違うのに……どうしても、重ねてしまって。
ソファから落ちるように降りて、逃げるように楽屋を出ていった。
……………追いかけられる恐怖に、襲われながら。
雄也side
河「あ、スプレー置いてきちゃった」
雄「あ、俺持ってきますよ。スマホ持ってきたいし」
少し手持ちぶさたになっていたから、ちょうどいいや。
そう思ってメイクルームから出て、楽屋に向かおうとした……そのとき。
雄「っうぉ！？」
………突如走ってきた誰かと、思いきり衝突した。
…って…………山田…？
雄「山田？そんな慌ててどうした……？」
涼「ぁっ……ごめんなさっ、…ん…っ…」
さらに走って逃げていこうとする山田を、両肩を押さえて制する。
………ただ事じゃない。この慌てようは。
いや………慌ててるというより、怯えてる…？
涼「あっ、離して……っ、やだ！」
雄「おい、おい！山田！どうしたんだよ！」
少しだけ潤んだ目を………ようやく、俺の方に向けた山田。
その途端…強ばっていた体の力が、スッと抜けたのが分かって。
涼「あ………」
雄「……大丈夫か…？」
涼「………うん…」
ようやく、落ち着いたみたい。
一体、何があったんだ………？
へなっと座り込んだ山田は、こくんと頷いて、はぁーっと長くため息をついて。
………かと思えば、ハッとしたような顔を見せた。
涼「やっば………園村さんそのままにしちゃった！」
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楠木りずむ(プロフ) - R.Y.⇔A.M.さん» Twitterの方まで読んでくれてありがとうございます……♪長々とむしろ嬉しいです！！感謝しかないです！！( ；∀；)これからも楽しませられるように頑張りますのでよろしくお願いします…！ (2019年7月14日 19時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
R.Y.⇔A.M.(プロフ) - 楠木りずむさん» Twitterのみっちーとのお話もなんかほんとにあったら（ほっこりできないですけど笑）あんな感じだろうなぁって微笑ましかったです裕翔くんsideで終わるのも(*´∇｀*)長々とすみませんとにかくいつも楽しませて頂いてます！！ (2019年7月13日 21時) (レス) id: 4fb7d0def9 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - R.Y.⇔A.M.さん» 嬉しいです！！そうなんです、ハッピーエンド主義者です笑 これからも病系色々入れていきたいと思ってるので、楽しんでくれると嬉しいです！(*´ω｀*)コメントありがとうございます！ (2019年7月12日 9時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
R.Y.⇔A.M.(プロフ) - ついにぶつかったゆとやま…止めようとする圭人がもう…！りずむさんの最後は仲が深まるあたたかいお話、フィクションでもとりあえず元気でいて欲しいけどフィクションの病系に萌える私はいつも更新楽しみにしてます！！お忙しいとは思いますが更新頑張って下さい！！ (2019年7月12日 0時) (レス) id: 4fb7d0def9 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ゆうかさん！コメントありがとうございます！嬉しいです(*´ω｀*)質問箱、通知は見ました！まだ開いてないけど！(遅)あとでお返事させていただきます♪頑張ります〜！ (2019年7月4日 19時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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